ブートルーピング(Boot Looping)に陥ったネクサス7

2023年5月6日

2012年版のネクサスを使っていますが・・・。

巷で話題の「不評のアップデート」の被害を私も受けました。

元の軽快な動きに戻りましたが、何をしたかというと

「ファクトリーリセット」です。

便利だった「ネクサス7」

2年前に入手した「ネクサス7」は、7インチというコンパクトサイズなのに、メールでも動画でも軽快にこなしてくれるのでほとんど毎日使っています。

先月から「アップデートのお知らせ」の通知が表示され始めました。

仕事の調べものに使うこともあって、アップデートをして時間がかかったら嫌なので、そのまましばらく放置していました。

仕事が一段楽したときにアップデートをクリックしたのですが、そこだけ「再生スピードが0.0000025(そんな単位があるのなら)」なのではというぐらいの遅さ!

アップデートが終わって、まず、全ての動作が遅くなりました。

Chromeをクリックしても、開くまでに1分ほどかかり。

やっと開いたChromeで動画を見ていると、ブラウザが止まってしまったり、勝手に閉じたり。

さらにはネクサス自体がシャットダウンして、再起動を繰り返すようになりました。

ブート後の「Android」のサインをもう何度見たことか・・・。

メールでさえものろのろと動く始末。

あんなに快適だったのに、使うことも億劫に感じるほどでした。

ブートルーピング(Boot Looping)の状態に

ネットで調べてみると、この現象は「2012年バージョン」のデバイスに起こっているとのこと。

リコメンドされていた「グーグルナウ」をオフにしたり、
ロケーションをオフにしたり、
「Recovery Mode」からキャッシュをクリアしたり・・・

色々しましたが、相変わらずの重さでした。

今回のアップデートは「Lollipop(ロリポップ)」というバージョンに移行するためのもの。
これまで使っていたバーションは「KitKat(キットカット)」でした。

Androidには、他にもドーナツ、エクレア、ジンジャーブレッド、アイスクリームサンドイッチ、ジェリービーンなどと、可愛らしくて美味しそうなネーミングがずらり。

どんなに美味しそうで魅力的な呼び名でも、使えなければただのガラクタです。

キットカットでもスニッカーズでも何でもいいから、ダウングレードできないかと考え始めていたら、アンドロイドがまた「シャットダウン」→「再起動」の繰り返しを始めました。

この「ブート画面の状態を延々と繰り返す」状態は、ブートルーピング(Boot Looping)と呼ばれている状態です。

ブートルーピングは、デバイスが再起動のループにはまり、ホーム画面に到達しません。
ソフトウェアの不具合、ハードウェアの故障、破損したシステムファイル、バッテリーの低下のような原因で発生する可能性があるとのこと。

今回はAndroidがアップデートをうまくできなくてこんなことになっています。

ネクサスに入っていたデータをできればキープしたかったのですが、そもそもホーム画面にたどり着くことさえできないので仕方がありません。

「これはいよいよファクトリーリセットか」

諦めて「リカバリーモード」からリセットをしました。

それなのに、それなのに・・・!

何も変わらず。

アップデートが・・・

「もうダメだ・・・・捨てるか!」

と匙を投げた途端、ネクサスのアップデートが始まりました。

待つことおよそ20~30分。

アップデート後のネクサスは、今まで通りの軽快な動きに戻りました。

バージョンは「Lollipop(ロリポップ)」です。

一度リセットしたことで、ネクサスのアップデートがスムーズにできたのかなと想像していますが、もうそれは分かりません。

ネクサスに保存していたデータは消えましたが、まあどうでもいいです。
かえってすっきりしたかも。

ロリポップバージョンのChromeはスルスルと動いてくれています。