「Blogger(ブロガー)」から「WP(ワードプレス)」へ引越し
投稿しやすいし、カスタマイズしやすいし、広告が入らないし・・・。
インデックスされるのも早いような気がします。
(海外からのアクセスも多いようなイメージがあります。)
でもここ数年、無料ブログが閉鎖されたり、凍結されたり、アカウントが削除されたりといったことを聞いてしまうと、そこはかとない不安を感じてしまいます。
そのため「無料ブログは使うのを控えて独自ドメインでサイト運用したほうがいいのかなー」と考えるようになりました。
「Blogger」はグーグルが運営しているブログサービスで、世界中で利用されています。
それを「いきなりサービス終了」なんてことにはならないかと思いますが、いかんせん無料です。
今ではドメイン取得も1,000円以下でできるし、レンタルサーバーも1年で数千円ぐらい出費すれば運用することができますよね。
それでも、無料ブログには無料ブログのいいところがたくさんあるので完全にやめようとは思いませんが・・・。
ネットの情報では、
「古いブログはそのまま残して、新しいブログを立ち上げる方がいい」
という意見がたくさんありました。
でも、サイトが旧ブログ(Blogger)と新ブログ(ワードプレス)の2つになってしまうのも、まとまりがなくなるし、もし記事同士でリンクさせたい場合にちょっと面倒な気がします。
旧ブログにはまだアクセスがありますので、せっかく来ていただいた訪問者を「新記事はこちらのブログ」とか「古い記事はこちらのブログ」などとやってしまうと、不親切にも聞こえます。
サイトを引っ越しするなら古い記事も一緒に引っ越したいと考えるのが自然です。
そこで試しに「Blogger」の記事をワードプレスに移動させてみることにしました。
ブログの規模は150記事程度、1日のアクセス数は100~200UA(日によってまちまちです)でした。(ちなみにこのブログではありません)。
私がとった方法は以下の通りです。
(それぞれのブログで事情が違うので、参考程度にどうぞ)
「Blogger(ブロガー)」から「WP(ワードプレス)」へ引越し
1. ウエブマスターツールに旧・新ブログどちらも登録
これはしてもしなくても構わないです。
旧ブログのURLにはこれまでの「検索クエリ」といったデータが表示されています。
2.「Blogger」の記事をエクスポートする。
「Setting(設定)」→「Other(その他)」からエクスポートできます。
3. ワードプレスに「Blogger to WordPress」というプラグインをインポート
当然ながら、インポート後は「有効化」しておきます。
4. エクスポートしたファイルをワードプレスにインポート
「ツール」→「インポート」を選択すると、インポート元のリストが表示されます。
「Blogger」を選んで、先ほどエクスポートしたファイルをインポートします。
5.「Blogger」の「テンプレート」に張り付けるデータを作成する。
以下のデータをメモ帳やワードにコピペします。
<head>
<title><$BlogPageTitle$></title><script>
<MainOrArchivePage>
window.location.href=”http://example.com/”
</MainOrArchivePage>
<Blogger>
<ItemPage>
window.location.href=”http://example.com/?blogger=<$BlogItemPermalinkURL$>”
</ItemPage>
</Blogger>
</script><MainPage>
<link rel=”canonical” href=”http://example.com/” />
</MainPage><Blogger>
<ItemPage>
<link rel=”canonical” href=”http://example.com/?blogger=<$BlogItemPermalinkURL$>” />
</ItemPage>
</Blogger>
</head><body>
<MainOrArchivePage>
<h1><a href=”http://example.com/”><$BlogTitle$></a></h1>
</MainOrArchivePage>
<Blogger>
<ItemPage>
<h1><a href=”http://example.com/?blogger=<$BlogItemPermalinkURL$>”><$BlogItemTitle$></a></h1>
<$BlogItemBody$>
</ItemPage>
</Blogger>
</body>
</html>(引用元「http://www.wpbeginner.com/」)
そして「http://example.com/」の部分をあなたのサイトのURLに変更します。
メモ帳やワードの「置き換え」機能を使えば一発で変換できます。
(「検索する文字列」に「http://example.com/」を入力、「置き換え後の文字列」に「あなたのURL」を入れて「すべて置き換え」をクリックするとすべて変換されます)
6. 「Blogger」の「テンプレート」を「クラシックテンプレート」に変更
「Blogger」→「テンプレート」を一番下までスクロールダウンします。
「クラシックテンプレートにもどす」というリンクをクリックします。
7. メモ帳で作成したデータをコピペする
「Blogger」→「テンプレート」→「HTMLの編集」を開きます。
HTMLのテキスト部分に先ほどのメモ帳で作成したデータを上書きします。
テキストに追加するのではなく、すべて上書きします。
8. ワードプレスの「functions.php」に以下のデータを「追加」する。
今度は「追加」です。
すべて上書きしないように注意してくださいね。
$vars[] = “blogger”;
return $vars;
}add_filter(‘query_vars’, ‘blogger_query_vars_filter’);function blogger_template_redirect() {
global $wp_query;
$blogger = $wp_query->query_vars[‘blogger’];
if ( isset ( $blogger ) ) {
wp_redirect( get_wordpress_url ( $blogger ) , 301 );
exit;
}
}add_action( ‘template_redirect’, ‘blogger_template_redirect’ );
function get_wordpress_url($blogger) {
if ( preg_match(‘@^(?:https?://)?([^/]+)(.*)@i’, $blogger, $url_parts) ) {
$query = new WP_Query (
array ( “meta_key” => “blogger_permalink”, “meta_value” => $url_parts[2] ) );
if ($query->have_posts()) {
$query->the_post();
$url = get_permalink();
}
wp_reset_postdata();
}
return $url ? $url : home_url();
}
(引用元「http://www.wpbeginner.com/」)
これをすることで、「Blogger」の「記事A」に訪れた人は、あなたのWPブログの「記事A」に飛びます。
訪問者がサーチしてあなたの旧ブログが表示されてクリックしても、その訪問者はあなたの新ブログに適切にリダイレクトされるというわけです。
9. 様子を見る
これはしなくてもかまいません。
私は、「サーチコンソール」で旧ブログ(Blogger)の検索クエリがだんだん減り、ある時点で「確認できません」とメッセージが表示されたのを確認しました。
そしてサーチコンソールでの旧ブログのURLを削除して、Bloggerでブログを削除しました。
インポートしてから気づいたのですが、「Blogger」でタグ入力していたキーワードがそのまま「カテゴリ名」としてワードプレスにインポートされてしまいました。
どちらにしてもインポートした記事すべてをざっとチェックしたので、そのときにカテゴリ名を整理していきました。
引っ越ししてしばらく経ちますが、新ブログ(ワードプレス)へのアクセスは以前と変わりません。
ただ「Blogger」もかなり気に入っているので、そのままにしてあるブログもいくつかあります。
ワードプレスのようにプラグインを更新したりといったメンテナンスが必要ないし、記事を書いて更新するだけなので楽です。
それに何といっても「無料」というのがいいところだと思います。