フレンチ・キス(French Kiss)キュートなメグ・ライアンとフランス人役ケビン・クライン

2023年5月28日

1995年のアメリカのラブ・コメディ映画です。
メグ・ライアン、ケビン・クライン、ジャン・レノ、ティモシー・八ットンとキャストは豪華。

それだけでなく、素敵なパリの風景、牧歌的な南フランスの情景、そして、粋なストーリーで観た後は、すがすがしい充実感を覚えます。

可憐で華奢(というか顔が小さい!)なメグ・ライアンは、もう存在してくれているだけで満足なぐらい大好きな女優さんです。

 

フレンチ・キスのあらすじ

歴史の教師をしていたケイトは、カナダ人の医師チャーリーとの結婚を控えていました。
ケイトの夢は結婚をして幸せに暮らすこと。
小さいころからいつか素敵な家を持ちたいとコツコツを貯金をしてきました。

極度のフライト恐怖だったケイトは、フランスへ出かけることになったチャーリーに同伴するために克服セラピーにも挑戦しますが、失敗。
チーズアレルギーだし、フランス語も苦手だし、フランス行きを断念します。

フランスから毎日ラブコールをかけてきていたチャールズでしたが、ある日、「好きな人ができてしまった。だから結婚はできない。」と告げてきます。

フライト恐怖などとは言っていられません。
ケイトは飛行機に乗り込み、フランスへ婚約者を追いかけることに。

離陸前、一人おびえているケイトの横に座ったのがリュック(ケビン・クライン)でした。
リュックは見るからに怪しい風貌のフランス人。
明らかにケイトとは馬が合わなそうなタイプです。

震えるケイトをリラックスさせようと、リュックはケイトが反論するような話題をわざと吹っ掛けます。
ケイトが気がついたとき、飛行機は雲の上でした。

リュックはトイレの中で、何やら怪しげな物体を取り出しては大事そうに眺めます。
その怪しい物体をケイトのバッグに滑り込ませ、素知らぬ顔で税関を通過します。

空港で偶然出くわしたのが、旅行帰りのジャン・ポール(ジャン・レノ)という人物。
彼は刑事で、以前からリュックに目をつけていました。

自分のバッグの中に怪しい物体が入っていることなんて知りもしないケイトは、チャーリーが滞在しているホテルに向かいます。
そこで、チャーリーとセクシーなフランス人の恋人をみて気を失ってしまいます。

パスポートや財布が入っていたバッグを盗まれてしまったケイト、
ケイトを助けるふりをしてバッグに滑り込ませた物体を取り返したいリュック、
リュックをしょっぴきたいジャン・ポール・・・。

いろいろな要素が絡んで、ケイトとリュックは南フランスへ。
リュックが生まれ育った家や土地に滞在します。

ここは私の大好きなシーンです。
南フランスの美しい自然、懐かしい気持ちになる街並み、それから居心地のよさそうなリュックの部屋(埃をかぶっていますが)・・・、もっと長く観たかったです。

ケイトがフランスを去るとき、どんでん返しがあります。
エンディングではケイト、リュック、ジャン・ポールのそれぞれが粋な心意気を見せてくれます。

「フレンチ・キス」は、おしゃれなパリ、心奪われるような南フランスの風景も堪能できます。
ストーリーもしっかりしているし、ケヴィン・クラインのフランス語も聞けるのに、なぜ、この映画がメグ・ライアンの代表作でないのかが不思議です。

 

映画「フレンチキス」のロケ地は?

撮影が行われたの以下の地域です。

・パリ市内
・アルプ=マリティーム県(フランスのプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏)
・プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏
・カンヌ

映画の中では、エッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ通り、アメリカ大使館、カナダ大使館、モンマルトル、ルーブル美術館、サクレ・クール寺院、サン・ラザール駅といった名所がたくさん出てきます。

 

ケヴィン・クラインの魅力

「フレンチ・キス(French Kiss)」を観て、ケヴィン・クラインという役者さんを知りました。

男くさいけれどとても素敵な俳優さんだなぁと。
フランス語も素敵だなぁと笑。
彼のフランス語がなかなかセクシーだったので、フランス語を習いたいと思ったほどです。

にわかケヴィン・クラインファンになった私は、「ケヴィン・クライン祭り」を開催してみました。

「ワンダとダイヤと優しい奴ら」や「危険な動物たち」でおばかな役を、
「海辺の家」で熱くて粗っぽいお父さん役を、
「イン&アウト」でゲイの先生役を・・・、

と、あれこれ観るほど「フレンチ・キス(French Kiss)」のリュックから遠ざかっていきました。
ちょっとしたショックを覚えましたが、でもそれだけ、ケヴィン・クラインはバラエティに富んだ演技ができる芸達者な役者さんなのだーと感心しました。

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「フレンチ・キス(French Kiss)」は手元においておきたい映画です。

英語のリスニングで使うなら、字幕を表示すれば楽勝です。
難易度は高くありません。

French Kiss(イギリスのアマゾン)

ジャン・レノやケヴィン・クラインのフランス語、エンドロールではケヴィン・クラインの「ラ・メール」を聞くことができます。