イギリスでコタツを作ってみました

2018年12月7日

 

零下を記録することも珍しくないイギリスの冬。
文字通り「骨の芯まで冷えてしまう」ようです。

こんな時期には、暖炉に火をともし、暖かいガウンに身を包んで、ミルクたっぷりの紅茶を味わいながら、ソファーに腰を沈める・・・と、イギリス風に暖まりたいところ。

しかし、しかしですよ。
日本で成人した我が身としては、ここはやはり日本式に「炬燵(コタツ)」に両足を突っ込んで濃い目の緑茶でまったりしたいじゃないですか・・・。

イギリスの暖房は一般的に「セントラルヒーティング」と呼ばれるシステムが家全体を暖めてくれます。
家全体が暖かいので、寒いトイレやお風呂場でブルブル震える必要はありません。

体質や好みにもよるでしょうけれど、私個人的には部屋が暖かいとぼーっとしてしまうことがよくあります。
「足は暖かく頭はクールに保つ」という「頭寒足熱」の状態の方が心地よく過ごせるタイプなのです。

日本の実家でコタツをすっかり気に合った子供たちも「コタツが欲しい」というので、ここはひとつ、イギリスで調達できる材料を駆使して自作できないものかと考えました。

 

イギリスでコタツ(コタツ)を自作する

それまでは「頭寒足熱」を維持するために以下のような毛布を使っていました。

 

はい、これは電気毛布です。
ただし、ベッドで使うような無機質なものではありません。

リビングルームで使ってもおかしくないようなデザインで、ファーのような暖かいイメージです。
(現在、この電気毛布はコンピューターテーブルで作業をするときに使っています。)

想像に難くないでしょうが、イギリスでコタツは入手できません。
ただし、アマゾンやeBayを探してみると、コタツセットやコタツヒーターが購入できます。



 

これらのコタツは日本から発送されるものがほとんどです。

セットを買ってしまえば簡単なのですが、敷布団、掛布団、テーブル、天板の一式が送られてくるとなると値段も張りますし、荷物も大きいものになるだろうと容易に想像できます。
加えて関税がかかるのでは?と気になりました。
念のため、店舗に問い合わせてみましたが、「過去に関税がかかってしまった」という顧客からのフィードバックはなかったそうです。

コタツというのは以下の4点があれば機能しますよね?

1. テーブル
2. こたつヒーター
3. こたつ布団
4. 天板

予算が限られていたわけではないのですが、どれだけイギリスで調達できてコタツらしきものができるのだろうという興味があったので、様子を見ながら試してみることにしました。

 

こたつテーブル + 掛布団

成功するかもどうかもわからなかったので、妥協できる費用で低いテーブルと掛布団をネットで探しました。

1. テーブルトップが正方形(60cm×60cm)
2. 高さが40cmぐらい

購入したテーブルは「テーブルトップが「60cm×60cm」で、高さが「45cm」のものです。
5cmぐらい高くなってしまいましたが、これぐらいなら許容範囲です。

 

そして掛布団は「duvet」です笑。

キングサイズなら正方形に近く、またテーブルをちょうどよくすっぽり覆うような大きさでした。
Duvetもは近所のスーパーで、duvetカバーはAmazonで購入しました。

 

 

eBayにも同じもので割安なものがあります。(
私の知り合いで「eBayはあまり使いたくない」という人が数人いますが、両方の店舗で同じ商品を出している業者がたくさんいるので、どちらで購入してもサービスは変わりません。

eBayで購入したのにAmazonのパッケージで発送してくる業者もたまにいますから笑。

 

こんな風に、テーブルにduvetをかぶせただけの簡易コタツですが、10月初旬ぐらいまで過ごせます。
ただ、目の前にテーブルがあれば、飲み物、お菓子、コンピューターなどを置いてみたくなるのが人情というものです。

そこで、この簡易コタツに天板をのせてみることにしました。

 

テーブル + 掛布団 + 天板

ちょうどいい天板はAmazonにありました。
商品名は「Table top」というものです。

 

これは、パブやカフェの2人掛けの席によくみられるもので、この下によく足が一本ついていたりします。
値段を調べるときの私の癖なのですが、Amazonでなにかを見つけるとかならずeBayでも検索します。
そうすると同じ商品でもどちらかが安いことが往々にしてあります。(

 

天板をのせるとこのような感じに。
「見た目」はコタツになってきました。

 

Duvetカバーを裏返すとこんな感じです。
(カーペットと家具が変わっています。引越しをしたためです)

 

テーブル + 掛布団 + 天板 + ヒーター

気温はさらに低くなってきます。
朝も夜もどんどん冷え込むようになると、このコタツだけでは物足りなくなります。

やはり、足元を暖めてくれるような、何かヒーター的なものがあればもっと快適です。
そこで、我が家に元々あったヒーターを使ってみることにしました。

こんな感じのヒーターです。

ヒーターはコタツ内で使うのと危ないので、布団の一部分をめくって熱風を送り込み、しばらくしたらヒーターを止めて布団を戻します。
そして熱風が必要になったらまた送風するというサイクルにしました。

最初のころはまめに送風していましたが、だんだん面倒になってくるものです。
そのため、eBayで見かけた取替え用のコタツヒーターを購入することにしました。

 

コタツヒーター + 変圧器

コタツヒーターは日本から送られてきます。
なので、日本に里帰りをしたときに購入しておくと便利かもしれません。

日本の電化製品をイギリスで使うときには注意が必要です。
なぜなら、日本の電化製品をイギリスでつなぐとショートしてしまうことがよくあります。
一度ショートすると、中身のワイヤーが焦げつき、購入代金以上の修理代を支払って直す羽目になるということもあります。(イギリスの電圧は240V、日本は100Vです。)

そのため、変圧器というものも同時に購入しました。
私が購入したのはこちら「Step up/down transformer/converter」というものです。

でも、これだけではまだコタツとして機能しません。
もう一つしなくてはならない作業があるのです。

 

コタツヒーターをテーブルに取りつける

最初に購入したテーブルは「コタツ用のテーブル」ではありません。
テーブルの裏に「やぐら」というものがついていないため、自分で何とかするしかありません。

そのため、以下の材料を調達しました。

1. 板(長さ60cmぐらい、幅5センチ、薄さ1cm)

近所のHomebaseで調達してきました。
4ポンドぐらいです。

2. ハードボード(A3サイズ(42cm×29.7cm)、薄さ6mm)

Amazonでは見つからず、eBayにちょうど良い大きさ・暑さのものがありました。

3. L字型の留め具(適量)
4. スクリュー(適量)

留め具とスクリューは、板と一緒にHomebaseで調達しました。
天板の厚さ、留め具の穴の大きさに合うようなものを選びましたが、Amazonでセットでありました。
便利ですねー。

まずはテーブルをひっくり返し、板やハードボードをどのように配置できるか確認して印をつけます。

そして、ハードボードを天板に固定します。
ハードボードがないと、天板が熱くなりテーブルトップが歪んでしまうおそれがあるからです。
通常のコタツを観察してみると、ハードボードがついています。

次に、板をコタツヒーターの大きさに合わせて切ります(2枚必要です)。
板は、ヒーターを囲んで壁になるように平行に立てて配置します。
板の外側をL字型の留め具で固定します。

そしてコタツヒーターを2枚の板の間に取りつけます。
ヒーターはハードボードから数センチ離れたところに位置する必要があります。

以下が簡単な図です。
すべてのパーツがきちんと収まるかどうかまず確認し、さらにコタツヒーターがきちんと収まるかどうか確認しながらの作業が必要です。

我が家のテーブルトップは「60cm×60cm」です。
テーブルの足が中央付近のあたりで伸びておりスペースをとっています。
コタツ用にデザインされたものじゃないので仕方がありません。

そのため、すべてのパーツを収めるために若干斜めに配置する必要がありました。
写真では、温度調節のつまみがテーブル足とぶつかってしまっているように見えますが、絶妙に数ミリ離れています笑。

 

ちなみにAmazonには「座椅子」もあります笑。

 

おわりに

いかがでしたか?

テーブルが日本のコタツよりもちょっとだけ高めですが、ここ数年は快適なコタツライフを楽しんでいます。

掛け布団は「duvet」ですけどね笑

そうそう、敷布団は使っていません。
カーペットの上にラグを敷いており、その上でコタツを使っているからです。