ピーターズ・フレンズ(Peter’s Friends)イギリスのコメディ映画

2023年4月20日

1992年のイギリスの映画。

イギリスのベテランの俳優さんの若かりし頃の姿を堪能することができます。

  • スティーヴン・フライ
  • エマ・トンプソン
  • ケネス・ブラナー
  • ヒュー・ローリー
  • イメルダ・スタウントン

登場人物のそれぞれが「日本人でもこういう人っているよね」とうなずけるような悩みを抱えている姿がコミカルでした。
私の好きな見どころはたくさんあるのですが、

・冒頭の「アンダーグラウンド・ソング」
・ヒュー・ローリーのピアノ伴奏でメンバーが合唱
・ヒュー・ローリーとイメルダ・スタウントンの即興(ジングル・ソング)

が特に好きです。それから、

イメルダ・スタウントンが泣き崩れたり、ケネス・ブナラーが酔っぱらってろれつが回らない姿など、感情移入が容易にできるほど素晴らしい演技だー(素人の私が言うのもおこがましいですが)、と心動かされました。

 

「ピーターズフレンズ(Peter’s Friends)」あらすじ

私の好きな「アンダーグラウンド・ソング」でストーリーが始まります。
(アンダーグラウンド・ソングは、オッフェンバックの「天国と地獄」のメロディーで、ロンドンの地下鉄の駅名を歌っていくものです。)

ときは1982年、ピーターの実家である屋敷では、招待客がディナーを楽しんでいます。

ケンブリッジ大学を卒業したピーターとその友人たちは、食事中の上品な招待客の前で、コミカルに着飾り「アンダーグラウンド・ソング」を披露します。

ピーターたちは、大学のコメディサークルの仲間でした。
卒業を機にパフォーマンスを披露したのです。

パフォーマンスが終わると、揃ってキッチンに退散するメンバー。
しらけ気味だった招待客について悪態をついたり、メロディーを口ずさんだり、若者らしく生き生きとしています。

キッチンでその姿を見守っているのが家政婦のベラ。
そして一緒に騒いでいる大学生の様子を見ている少年がベラの子供のポールでした。

メンバーは「最後だから」とベラにカメラのシャッターを押してもらいます。
6人のスナップ写真とともに、80年代に流行ったティアーズ・フォー・フィアーズの「ルール・ザ・ワールド」が流れます。

私にも80年代の個人的な思い出がよみがえってきます・・・笑。

月日は流れて10年後、ピーターの父が亡くなり、ピーターは屋敷を相続することになります。
ピーターの意向は屋敷を売却することでした。
だけどその前に、あのときのメンバーを集めて新年のパーティをしたいと要求します。

 

10年前のような瞬間は訪れるのか?

そしてあのときのメンバーが新年を過ごすために次々と集まってきます。
10年前、それぞれキャリアに進んだ彼らでしたが、大学で芸能活動をしていただけあって、個々の職業はほとんど芸能関係でした。

アンドリュー(ケネス・ブナラー)は、ハリウッドでのシナリオライター。
アメリカのテレビドラマ女優である妻のキャロル(リタ・ラドナー)と一緒にやってきます。

女優である妻のキャロルはしょっちゅう自分の容姿を気にしています。
キッチンにやってきて「脂肪抜き」で食事の支度をするよう家政婦に要求します(でも却下される)。

夕飯の時には、スープ皿に水を入れて飲むようなストイックさ。
でもその実は、夜中にキッチンに降りてきて冷蔵庫の食べ物を漁り、その後、エクササイズをするのです。

アメリカからの映画出演のオファーを受けて、アンドリューを残し意気揚々とアメリカに戻ります。
残されたアンドリューはアルコール中毒を患っていたので禁酒していたのに、キャロルがいなくなると酒に手を伸ばしてしまいます。

CMソングライターのロジャー(ヒュー・ローリー)と、その妻のメアリー(イメルダ・スタウントン)は、しばらく前に双子の一人が亡くしました。

特にメアリーの心の傷が癒えておらず、家で待機しているベビーシッターに何度も電話をかけて子供の安否を確かめます。
そんな態度にいら立っているロジャーでしたが、二人で感情をとことんさらけ出すことできずなを深めました。

サラ(アルフォンシア・エマニュエル)はコスチュームデザイナー。
恋愛体質の彼女が連れてきたのは、既婚者のブライアンでした。

「不倫はよくない」「成就するわけがない」とメンバーたちに指摘されて反発します。
しかし、ブライアンが「妻が離婚を承諾してくれた」と公表したとたん、サラの熱は冷めてしまいます。

出版社に勤めるちょっと変わり者のマギー(エマ・トンプソン)。
ひとり身で寂しいため、ピーターともっと親密になれないかと考えています。
色仕掛けをしますが、不毛に終わります。

女優のキャロルと、不倫男のブライアンが屋敷を去ったあとは、6人のメンバーと、家政婦のベラと息子のポールが残りました。
1982年のあの日のキッチンのメンバーが残ったわけです。

しかし、それでも言い争いを終わらせることができないメンバーたち。
ピーターは、メンバー全員を招待したわけを話し始めます・・・。

すべてのキャラクターの振る舞いが、私たちの周りにいる誰かのようです。
簡単にイメージさせてしまう辺りがこの映画のユーモアの1つなのかなと思います。

私の好きなリチャード・ブライアーズがピーターの父親役で出演していました。
でも冒頭で歩き回るだけでセリフがありませんでした・・・笑!

Peter’s Friends [DVD] [1992] by Hugh Laurie

私が観たのは海外版です。
アンダーグラウンド・ソング、メンバーの合唱、ジングル・ソングを堪能したいなら英語版がオススメです。
イギリス英語ですが、リスニングの題材としてもいいと思います。

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