「まだ小包(エアメール)が届かないよ~」
そんな連絡が家族から届いたのは、到着予定日を10日も過ぎたころでした。
年末にはクリスマスプレゼントと年始の挨拶をかねて、イギリスから紅茶やハーブティ、チョコレートなどのお菓子を日本の家族や友人に送っています。
クリスマス前は、カードやプレゼントのやり取りが集中する時期で郵便も混み合います。さらに、週末や祝日、ストライキの影響で遅延が起こることもあるため、荷物を送る際はできるだけ早めの発送が必要です。とはいえ日本に届いてしまえば、あとは通常どおり配達されます。
今回は都合により、年始の挨拶はメールで済ませて混雑が落ち着いた1月中旬に小包を送りました。
エアメールの小包が届かない
今回の小包にも、紅茶やハーブティ、そしてとける心配のない1月だったのでチョコレートをいくつか入れました。After Eight、Terry’s Chocolate Orange、Kinder Milk、Ferrero Rocher、Toblerone、Guylianなどを詰めた、合計で7つの小包です。
「ちょっと、イギリス産じゃないチョコが多くない?」
と、わかる人にはツッコまれそうですが、まあ、普段とは違うお菓子ということで家族や友人たちにはおおむね好評です笑。
妹夫婦の小包には、子ども向けにHariboと子ども用チョコレートも入れておきました。(追記:最近では日本のコンビニでもHariboがありますね)
なお、ミント系のお菓子は家族に不評だったため一切入れていません(「After Eight」は大丈夫らしいです笑)。
それらを郵便局に持ち込み「Airmail Small Packet」で発送しました。今回は、郵便局に最近設置されたセルフチェックアウト機を使いました。その日はなぜか混雑していたので、窓口に並ぶよりも早かったからです。機械でスタンプ(切手)を購入して貼付し、備え付けのポストにそのまま投函しました。
個人的にはセルフチェックアウトの方が好きです。荷物の送り方が決まっているならその方が断然早いです。切手の購入も簡単にできます。
ただし、eBayなどの商品を送る場合には「proof of posting(投函証明)」をもらっておいた方が安心なので、そのときは窓口に並びます。
機械で小包の重さを量り、スタンプを購入・貼付した上で、窓口に持って行って「proof of posting」を発行してもらう方法も可能です。二度手間のように感じるかもしれませんが、窓口で「1. どのサービスを使うかを告げて、2. 「スケールに荷物を置いてください」と言われて重さを量り、3. スタッフに手渡しスタンプを貼ってもらう・・・、という一連の手間を省くことができます。
とにかく、7つの小包をそのまま投函しました。これまでエアメールが紛失したことは一度もなかったので「今回も大丈夫だろう」という予測もありました。
次々に「届いた」という連絡が
発送から5日ほど経ったころ、妹や友人たちから次々に、
「届いたよー」
「ありがとう~」
といったメールの連絡が届きました。
しかし、どういうことか、10日経っても実家には届かないというのです。
今回の荷物はポストに投函してしまったので、機械から発行されたレシートぐらいしか証明するものもがありません。そもそも「Airmail Small Packet」なんて、追跡しようがない扱いの便なんですよね。
知り合いに話したら、彼女のエアメールは間違えて船便に入れられたそうで、届いたのは5週間後だったとか。
それを聞いて、もしかしたら今回の家族宛の荷物も同じように誤って船便扱いになってしまったのかもしれないと思いました。あるいは紛失の可能性も・・・。
いずれにしても、中に入れたのは高価なものではありません。たとえ紛失してしまっても「また送り直せばいいか」と、半ばあきらめかけていました。
仮に「proof of posting(投函証明)」をもらっていたとしても、それがあるからといって荷物の追跡ができるわけではありません。せいぜい、紛失が確認された場合に郵送料と中身のごく一部の金額が返金される程度です。
ところが
1か月ほど経ったころ、父から「今日、届いたよ。もう諦めていたんだけど」と連絡がありました。荷物も中のお菓子もどれも無傷だったそうです。
飛行機がいっぱいで乗らなかったのか、荷物の山の中から転がり落ちて後回しにされたのか、何が原因なのかは分かりません。遅延について、Royal Mailに文句を言ったところで返金や謝罪の対象にはならないのが通常だと思います。
エアメールが紛失した場合
もしエアメールが紛失した場合、「proof of posting(投函証明)」を取得していれば、Royal Mailで所定の手続きを行うことで、郵送料と荷物の金額の一部を返金してもらうことができます。
その手続きには、以下のものが必要です。
・proof of posting
・小包の中身を購入したレシート
・「届かない」という連絡のメールなど(必須ではありません)
昔、eBayでショップ運営したことがありますすが、アメリカやヨーロッパに送った荷物が届かないというケースが数件ありました。その際は「届いていない」という事実を裏付けるため、バイヤーから届いたメールを資料として添付しました。
なお、知り合いの荷物が船便扱いとなり到着まで5週間かかったという話は先ほど触れましたが、逆に、私が以前アメリカに送った小包では、船便で発送したにもかかわらず、なぜかエアメール扱いになったことがありました。
「エアメールは高いから船便で送ってほしい」と依頼されて手配したものの、Royal Mailの手違いで空輸され1週間ほどで到着しました。先方からはとても感謝されました笑。
おわりに
いずれにしても、実家に届いた荷物は無事で中に入れていたお菓子も大丈夫でした。
ちょうどそのころ、妹の子どもたちは自分たちに届いた分のお菓子を食べ終えたところだったらしく、実家に奇襲して新たに届いたチョコレートを大喜びでほおばっているそうです。