イギリスで日本のテレビ番組を視聴したい場合、
・JSTV(Japan Satellite TV、http://www.jstv.co.uk/)
というサービスに契約すると見ることができます。
ただし、我が家はJSTVには加入していません。契約すると「観ないともったいない」と感じてしまい、必要以上にテレビの前に座ったり、観もしないのに一生懸命録画したりしそうだからです。
最近はVPNを使って日本の番組を視聴できるので、観たいものだけをオンデマンドでアクセスするほうが効率的だと思います。
(追記:JSTVは、2023年10月31日をもってサービスを終了しています。1990年から試験放送が始まり、1992年から有料放送に移行、インターネットの普及により視聴者数が減少したため、約33年の歴史に幕を下ろすこととなったそうです)
先日、日本のニュースを流し読みしていたところ、「仁-JIN-」の最終回視聴率が26.1%というヘッドラインを見かけ、少し気になりました。タイムスリップもののストーリーが昔から好きなので、ネットで動画が上がっていないか探しましたが見つかりませんでした(当然ですが笑)。
どうしても「仁」が観たかったので・・・
それでどうしたかというと、アメリカのアマゾン(Amazon.com)でDVDを見つけたので注文することに。
外見はごく普通のDVDセットですが、お得すぎて「大丈夫?」と思うような価格・・・笑。
・シリーズ1・2が揃ったセット
・商品説明には「中国版」と記載されていた
・価格は26ポンド(約2,500円〜3,000円:2012年4月現在)
という内容です。
日本で同じようなセットを購入すると1万円は軽く超えると思うのですが・・・。
こんなに安くて本当に大丈夫かと半信半疑でしたが、「観たい」という気持ちが勝ってしまいつい注文してしまいました。
数日後、DVDセットがはるばるアメリカからイギリスに届きました。ウキウキと開封して中を確認しましたが、いたって普通のDVDセットでした。
再生してみてビックリ
・・・でも、再生してビックリしました・・・・。
というか、思わず笑ってしまいました。
というのも、あの「仁」の素敵なオープニングがありますよね。ちょっと哀愁を帯びていて、それでいて時を超えるような壮大なイメージのある美しいメロディ。他の番組でもたまにこのメロディーが使われたりもします。
今と昔の東京の姿が重なり、これからタイムスリップが始まる・・・という気分を高めてくれるような。
ところがそのオープニングの直後に、
「提供は・・・東芝~」
も、しっかり入っていたのです。
まるで日本でテレビを観ているときのような、あまりに慣れ親しんだ「提供は・・・」だったので、違和感を感じなかったぐらいです笑。
「ああ、そうだ、DVDだったよね?」
と苦笑いしてしまいました。
それだけではなく、2話か3話目のあたりでは、
「ピーン、ピーン、地震速報」
まで入っていました・・・笑。
「DVD完全版」とパッケージには表示されていますが、「ただ単にテレビを録画しただけ」のものでした。
もしかして「JINを『完全に』録画しました」って意味でしょうか?
そんなことはさておいても、あまりの面白さに最後まで一気に観てしまいました。
さすが人気のドラマです。観てよかったです。
観終わって2日経ちましたが、いまだに感動しています。
中谷美紀さんの花魁姿も美しかったですし、内野さんはもう「芸達者」という言葉しか思い浮かびません。本当に坂本竜馬はこんな人だったのではと思うほどでした。大沢たかおさんは、モデルだったとは思えないほど演技が上手だと思います。
おわりに
どういうかわけか私はイギリスのドラマや映画のほうが好きなので、日本のものはあまり見ません。「仁」のDVDを取り寄せたのは自分としても珍しかったのですが、面白かったので良い経験になりました。