冷たいイギリスのすきま風対策をしました。
今年の春先にまた引っ越しました。
渡英して20年近く経ちますが、7~8回ぐらい移動しています。
夫の転職や子供の学校関係が主な理由でしたが、今回は住んでいた家が手狭になってしまったためです。
こんなに引っ越しを重ねてきているので今では業者のように(笑)慣れてしまいましたし、むしろ楽しいイベントになりつつあります。
まだこの家では冬を越したことがないので、どれぐらいの寒さになるのか分かりません。
ただ引っ越してすぐの4月の時点で、玄関の辺りからすきま風が入ってくることに気がつきました。
私の作業部屋は玄関の近くに位置しており、コンピュータの前に座っているとひんやりした空気を感じることがよくありました。
冬に入る前にすきま風対策をしておくことにしました。
すきま風をあちこちでシャットアウトする
すきま風を招き入れているのはおそらくドアだろうと見当をつけました。
そこでアマゾンで「Weather strip」というテープを2種類購入しました。
「Weather strip」「Stormguard」「Drought stopper」「Drought excluder」などと呼ばれます。
Stormguard 'P’ Profile Self-Adeshive Rubber Draught Excluder
これはドア枠や窓枠の隙間を埋めるためのテープです。
ゴム製なのでドアや窓を開閉するときのショックや音も吸収してくれます。
このテープは「Dシェイプ」「Pシェイプ」「Eシェイプ」のような形状になっていて(切り口がそれらのアルファベットに見える)、どれを選んだらよいかわからなかったのでとりあえず「D」と「E」の2種類を購入して、様子を見ながら貼りました。
それから、ドアの下から入ってくるすきま風を防ぐために、ドアの下にも「Drought excluder」をつけました。
検索すれば、ドアの幅に合ったちょうどよい長さの製品がいくつも出てくるのでこれも適当に選びました。
STORMGUARD 838 mm Rubber Bottom Of The Door Seal
それから鍵穴にもすきま風対策です笑。
小さい鍵穴ですが立派な「風の通り道」ですから、イギリスの容赦ない冷気がピューピュー吹き込んできます。
Stormguard Key Hole Cover Chrome
こんな感じで気がつく所をすべてふさいでみました。
この作業をしただけで、作業部屋に座っていても風を感じることがなくなりました。
原因はドアだったということなのですが、それにしてもすきま風対策アイテムはとても優秀です!
リビングルームのカーテンも防寒対策
夏の間、リビングルームの窓はネットカーテンだけ引っかけて放置していました。
この窓は弓型の張り出しタイプの窓で、3面からなっています。
この3面にカーテンをつけたいのですが、、カーテンレールが途中で2か所、窓枠に固定されています。
そのため、3枚に分ける必要があります。
たとえば、プラスチックのやわらかいカーテンレールだったら、窓枠に沿って一本取りつけるだけなので、大きなカーテンが2枚あれば足ります。
カーテンレールを交換しても良かったのですが、こちらの方が見た目がいいので残すことにしました。
カーテンの丈直しをする
カーテンを購入した今回の店では
「このサイズで大丈夫ですか?」
と確認されました。
「ええ、大丈夫ですよ」
と答えましたが、これまでに購入してきたカーテンは丈が長いことが多かったです。
ちょうどの時もあることはありましたが、「気に入った生地」で「ジャストなサイズ」に出会うことの方が少ないので、いつもミシンで丈を直してしまいます。
で、今回のカーテンもちょっと長めです。
裏地があるタイプなので冬も温かいのですが、裏地も同時に短くしなくてはいけません。
本来なら、裏地と本体のそれぞれを分けて始末すべきなのでしょうが、我が家のメンバーがカーテンをめくって裏地を確認するどころか、このカーテンに裏地があることさえ気にするはずはありません。
だから、裏地を本体の生地でかぶせて縫ってしまいました。
ちょうどカーペットに触れるぐらいの長さにしたので、カーテンの下からの冷たい空気はシャットアウトできます。
でも、カーテンレールが壁から5センチほど浮いています。
空気は暖かいところから冷たいところに移動をすると小学校で習ったように、このような隙間があると、せっかく暖まった部屋の空気がここに入り込んでしまいます。
そして窓辺で冷たい空気になって、また部屋へ循環してしまいます。
そのため、こういった空気の通り道をブロックするために「ペルメット」というものがあります。
布製や木製だったり、DIYで自作したり、節約して段ボールで作ったりする人もいるようです。
(画像:http://www.ezecurtains.co.ukより)
(画像:http://anagram-interiors.co.ukより)
我が家のカーテンレールは天井との間にあまりすきまがないため、ペルメットをつけるほどではありません。
でも、いざカーテンをつけてみると横の部分にこんな隙間ができてしまいました。
私が購入したカーテンは2枚組を2セットです。
3枚使用したので1枚余る計算です。
その余ったカーテンを使うことにしました。
まず、そのカーテンを縦半分に切りました。
カーテンの上部には「カーテンテープ」というものが縫い付けられていますが、そのテープもかまわず一緒に切ります。
切った後、カーテンテープに縫い込まれている3本の糸が抜け落ちないように両端をゆるく縛っておきます。
そうしたら、カーテンの長さを決めて丈を調整します。
縦半分とはいえど、これにも裏地がついているので、本体の生地をかぶせて裾の始末をしました。
次に横の部分を袋縫いにしました。
丁寧に仕上げたいなら、元々の横の処理部分をほどいて、アイロンをかけて生地を整えてから縫う・・・という手順になるでしょう。
まあ、誰かがこのカーテンをまじまじと眺めることもないし、すきま風がブロックするのが目的です。
アイロンでざっと生地を整えただけでそのまま縫ってしまいました。
で、出来上がったのが縦長の筒のようなカーテンです。
先ほど緩く縛っておいたカーテンテープの糸を引っ張ってカーテン上部の絞り具合を調節します。
窓の端に引っ掛けてみるとこんな感じになります。
これで、サイドの隙間風かなり防げるはずです。
せっかくミシンを出したので、翌日からの数日間は「あると便利だな」と思っていたものを作ることにしました。