キルトのキーケースを即興で作ってみました。

前日に、カーテンの丈直しをするためにミシンを出しました。

(参考)冷たいイギリスのすきま風対策をしました。

子供のころからミシンがけ大好きで、ミシンの手入れもきちんと行っています。
普段、そのミシンは、16年前に購入したときのままの箱と発泡スチロールの中に大切に保管しています。

保管中に壊れる心配がなくていいのですが、出すのもしまうのもちょっと面倒です。
なので、ミシンを出したついでに、あると便利だなと思っていたものをいくつか作ることにしました。

それは「キーケース」と「バッグインバッグ」です。

 

キルト地からつくるキーケース

キーケースは、革製のラップ型のものをよく見かけるのですが気に入ったものがありません。
そして、私が守りたいのは鍵ではなく、ポイントカードです笑。

イギリスではスーパーや図書館のカードを受け取るときに、タグタイプのポイントカードを一緒にもらうことが多いです。

何枚かのカードを財布に入れるとパンパンになってしまうので、カードを持たずにタグの方を鍵と一緒にまとめておくと、何枚も持って歩けます。

でも、鍵に触れることでバーコード部分が削れてきてしまうことがあります。
そうなるとタグが使いものにならなくなって、再発行してもらうことに。

それを防ぐために、タグだけをまとめて包んでおけるようにキルト地を選びました。

 

型紙ははっきりいって「適当」です。
コピー用紙をタグの束に巻き付けて大きさを決めます。
線が曲がっていなければ大丈夫です。

使用する布は、あらかじめキルト地になっているものを用意したわけではなく、気に入った布にキルト綿をはさんで作りました。

自前のキルト地は、縫い目の間隔を自分で決めることができます。
今回は4センチの間隔で縫っていきました。

キルト地は間に綿が入るのでふわふとかさばり、縫っていてもずれてくることが多いので、ちょっと大きめに裁断します。

バイアスも同時に作ります。
バイアスはキルト地の周りに縫いつけるもので、切り口を隠してくれます。

クローバーのバイアスメーカーを使えば、ものの3分で出来上がります。
生地をメーカに通しながらアイロンで押さえていくだけです。

このメーカーは1センチ幅のものができます(10年以上愛用しています)。
とても便利なのでサイズ違いでいくつか揃えています。

私のものは日本で購入してきたものですが、イギリスでも同じメーカーのものが購入できます。

Clover Fusible Bias Tape Maker-3/4

できたバイアスの片側を、ホルダーの外側にミシンでつけていきます。
そうしたら、バイアスをホルダー本体にかぶせて待ち針でとめて、内側を同系色の糸で目立たないようにかがっていきます。

最後にボタンをつけて、鳩目をつけて完成です。
長いタグが1~2ミリ程度はみ出してしまいましたが、十分に機能は果たしているのでしばらくはこれで過ごせます。

巻いてみると「おくるみ」みたいなので笑ってしまいました。

 

翌日にはバッグインバッグを作りました。