キンキーブーツ(Kinky Boots)の意味って?感想とあらすじ
「キンキーブーツ(Kinky Boots)」はイギリスのコメディ映画。
1999年にテレビ番組で紹介されたノーザンプトン州にある老舗の靴工場の実話を元に製作されました。
2005年に映画が発表されて以来、キンキーブーツのようなストーリはいまだに人気です。
ミュージカルも上演されています。
「キンキーブーツ」あらすじ
チャーリーは老舗の紳士靴工場の跡取り。
靴工場の従業員たちは、チャーリーの父が社長を務めているころから働いてきた街の住人たちです。
普段から靴工場の跡など継ぎたくないと考えていたチャーリーは、半ば逃げ出すような形で婚約者とロンドンへ引っ越してしまいます。
しかしほどなくして、彼の父が亡くなってしまい、彼が工場の経営をすることに。
彼を待ち受けていたのは工場長としての慣れない業務だけでなく、机の中から発見してしまったショッキングな事実でした。
チャーリーの父が残していった工場は、何年も前から火の車だったのです。
父は経営が行き詰っていたという事実をなじみの従業員たちに打ち明けられないばかりか、彼らをずっと雇用してきたのです。
そして彼らが製造した紳士靴は倉庫にうず高く積み上げていたのでした。
「建て直すなんて無理!」
チャーリーは、従業員1人1人に解雇通知を渡していきます。
そして、若い女性従業員のローレンに解雇通知を言い渡したとき、彼女の一言で気付きを得ます。
「ニッチ市場を開拓すべきよ!」
チャーリーの工場では紳士用靴を製造するための基盤はすでに整っていました。
靴を作るための設備、それを使いこなす職人たち。
しかし、チャーリーが探し出した「ニッチ市場」というのは「ドラッグクイーンのためのブーツ製造」
をすることだったのです。
つまり女装をした男性のための靴ということです。
「キンキーブーツ」は、「ビリーエリオット」、「フルモンティ」、「カレンダー・ガールズ」のように、イギリスの生活や文化を垣間見ることができるだけでなく、イギリス人のユーモアや人情も堪能することができます。
そして最後にはスカッとしたすがすがしい気分を味わうことができる映画です。
最初に観たときは、結末がなんとなく想像できましたが、それでも何度もこのDVDは観てしまいます。
大事なイベントの前日に口論したにも関わらず、チャーリーのために駆けつけてくれたローラのショーは本当にかっこいいです。
彼らのショーの部分がもっと長くてもよかったのに!と感じました。
ショービズの方々はああいった場面で生き生きと輝くのでしょうね。
「KINKY」とは「変態」という意味です。
特に、性的に変わった思考を持っているニュアンスで使われます。
この映画のタイトルは、ローラたちのような人のための靴ということですね。
私が観たのは海外版です。
難易度は初級後半から中級前半かと思います。
字幕を表示させるとよく理解できますが、イギリス英語に慣れていないとちょっと手こずるかもしれません。
イギリスの映画はイギリスアマゾンで購入すると格安です。