イギリスのスーパーで購入できる米の種類は?

2023年5月17日

20年ぐらい前にホームステイをしにイギリスに来たころ、「ご飯が食べたい」と、いつも思っていました。

同時期に渡英した日本人たちも「米が食いたい」と、よくもらしていました。

今でどこのスーパーにも「Sushi Rice」というお米が売られています。これだとと日本のご飯に近いものが炊きあがりますが、スーパーによって違いがあるように感じます。

イギリスには多様な料理文化が存在しているので世界各国の食材が比較的容易に入手できます。

イギリスのスーパーで買える米の種類

まずはアマゾンで買える米

「スーパー」といいつつイギリスのアマゾンで買えるお米です。
というのも配達してもらえるし、値段の比較もできるので便利です。

Haruka

寿司レストランを経営している方(日本人)で「Haruka」を使っていると聞きました。

その方の近くに住んでいるときには割引して譲ってもらってましたが、引っ越して遠くなってしまったので、Amazonで見つけてそこから買っています。

Yutaka

上記のHarukaがないとき、このブランドの5キロを買うことがあります。
Harukaに近い品種です。

Yutaka」は「五分づき」と「玄米」もあります。

五分づきは白米と「1:9」ぐらいの割合で炊いています。

寿司ライス(Sushi Rice)

最近は、大抵のイギリス国内のスーパーで「Sushi Rice」が置いてあります。

我が家では普通に炊いたり、お寿司にしたりしています。
安い炊飯器でもキャセルロールや鍋でも美味しく炊けます。

おすすめは「M&S」です。右のWaitroseのSushi Riceは粒が少し長いので、後述する「White Rice」なのではと想像しています。

バスマティライス(Basmati Rice)

バスマティライスは、インド亜大陸原産の香り米。
パラパラしたお米で、特徴的な香りと独特の風味がカレーによくあいます。
(よく言われている「イギリスカレー」や、本格的なインド系・パキスタン系のカレーに合います)

スーパーマーケットやアマゾンでも入手できます。

バスマティライスは、通常の白米のほかにも、茶色い外皮を残した「ブラウンバスマティライス」や、「ビルヤニライス(インド版のピラフ)」といったバリエーションもあります。
インド料理や中東料理、アジア料理などのレシピにも広く使用されています。

スーパーでは、箱入り、袋入り(500g、1kg、5kgなど)があります。

炊飯器で炊くこともできますが、鍋で煮てざるにあげるだけの手軽さです。

パエリアライス(Paella rice)

パエリアライスとは、米、サフラン、肉、魚介類を使ったスペインの伝統料理であるパエリアを作るために使われる短粒米の一種です。

ボンバ、カラスパラ、アルボリオといった品種があります。

イギリスはスペインから近く、パエリアライスだけでなく、サフラン、スペイン産の野菜も入手することができます。

パエリヤや、スパニッシュチキンのスパイスミックスも種類がたくさんあるので、いくつか試してみるのがおすすめです。

リゾットライス(Risotto Rice)

リゾットライスは名前から分かる通り、イタリアの伝統料理「リゾット」を作るのに使われます。

リゾットライスもほとんどのスーパーマーケット、オンラインショップで購入することができます。アルボリオ、カルナローリ、ビアローネ・ナノが主要な品種です。

マッシュルーム、シーフード、チキン、野菜、ハーブなど、組み合わせによってさまざまなフレーバーを楽しむことができます。

タイのもち米とジャスミンライス

タイのもち米(Thai sticky rice)ジャスミンライスは、タイ料理でよく使われます。

もち米は日本のもち米のような食感です。
タイに行くと小さい竹かごに入れて蒸されている場面をよく見ます。
そしてそれを手で食べたりします。

タイカレー、グリルした肉、サラダなど、香りの強い料理と一緒に食べたり、スイーツにを作るのに使われます。

ジャスミンライスは、タイの香り米としても知られます。
香りがよくやや甘みのある長粒種米の一種です。

水やスープで炊き、スプーンや箸で食べるのが一般的です。

プディングライス(pudding rice)

プディングライスは、日本の白米のように短く全体的に白っぽいです。

一般的には、牛乳、砂糖、ナツメグなどを入れてイギリスの伝統的なデザートである「ライスプディング」を作るのに使われます。
これにフルーツやレーズン、ジャムなどを加えたりします。

なので、お菓子の材料が並んでいる棚に置いてあることが多いです。

20年ぐらい前にイギリスにやってきた頃、ご飯を食べたくてお米を探していました。
プディングライスは「粒が短く日本のお米に近いかもしれない」と炊いてみたところ、普通にまあまあ食べることができました。
なのでしばらくはプディングライスで代用していた時期がありました。

ロンググレインライス(Long grain rice)

ロンググレインライスは、バスマティやジャスミンのように強い香りはありません。
これもイギリスのカレーに合います。

ホワイトライス、USホワイトライスとも呼ばれます。

炊飯器で炊いてもまあまあ炊けますが、パラパラの炊きあがりになります。
炒飯に向ていると思います。

ブラウンバージョンもあります。
イギリスのダイエット業界でもブラウンライスは健康に良いというのが常識になっており、こちらを選ぶ人も増えています。

ホワイトでもブラウンでもピラフにすると美味しいです。
炊飯器でもオーブンでも作ることができます(オーブンだと1時間くらいかかります)

Easy cook rice

Easy cook rice」も、多くのスーパーで取り扱いがあります。

この品種は簡単に調理できるように加工されていて、通常の米よりも短い時間で炊けるようになっています。

さまざまなレシピに使えますが、特にバスマティライスの代わりにカレーや炒め物に合うと思います。

品種改良したお米なのでしょうか。
この種類は私はちょっと苦手・・・と思ってしまいました。