From Time to Timeのあらすじ:アレックス・エテルのタイムトラベル、マギー・スミス
2009年に公開されたイギリスのファンタジー映画。
「グリーン・ノウ(Green Knowe)」にある屋敷が舞台です。
「Green Knowe」と聞いて「もしや」と思い確認してみたらやっぱりそうでした。
作者が「ボストン夫人(Lucy M. Boston)」でした。
ボストン夫人でよく知られているのが「グリーン・ノウの子供たち」という子供向けの小説であり、またパッチワーク作家としても知られています。
「イギリスはおいしい」の林望先生がイギリスに滞在中、ボストン夫人のお宅に2年ぐらい下宿されていました。林先生の大ファンなので、記憶に残っていました。(「イギリスはおいしい」面白いのでおすすめです)
「From time to time」の原作は「グリーンノウの煙突(The Chimneys of Green Knowe:1958)」です。
「From Time to Time」は、歴史、ミステリー、ファンタジーを融合させた、美しい映像、魅惑的なストーリーテリングで心温まる物語です。
キャストは「クランフォード」ハリー役のアレックス・エテル、ティモシー・スポール、マギー・スミス、ヒュー・ボネヴィル、ポーリン・コリンズ、ハリエット・ウォルター、エリザベス・ダーモット・ウォルシュ、ダガルド・ブルース・ロックハート他
「From time to time」のあらすじ
1940年代のイギリス。
13歳のトリー(アレックス・エテル)の父親はイギリス兵で、ヨーロッパのどこかで行方不明になっていました。
母親はトリーを守るため、そしてロンドンで父に関する連絡を待つために、田舎に住む祖母(マギー・スミス)にトリーを預けることに。
祖母の家は、広大な土地グリーン・ノウにある古いお屋敷。
オールドノー夫人は経済的に困窮しており、グリーン・ノウの売却を迫られていました。
何部屋もあり、庭だけでなく、ミュージックホールやちょっとした教会などもあるようなお屋敷です。
私だったら怖くて一人で歩き回れない笑
この家は何世紀も前から家族が所有しており、その壮大な歴史と秘密を宿していました。
グリーン・ノウでの最初の夜、トリーは自分の部屋で幽霊のような少女に遭遇します。
彼女の名前はスーザン(エリザ・ベネット)。
トリーはオールドノー夫人のところまで急ぎ、質問します。
「幽霊を信じますか?」
どうやらオールドノー夫人も先祖の幽霊を見ることができる模様。
夫人は古い家にまつわる家族のスキャンダル、秘密、謎について少しづつ語っていきます。
トリーはほどなくして1805年当時の古い邸宅やその時代の住人を見ることができるようになります。
その時代の一部の人々もトリーを見ることができ、話すこともできました。
当時の屋敷の持ち主はトーマス・オールドノー大尉。
娘のスーザンは盲目でした。
スーザンはトリーを、何世代にもわたって埋もれていた家族の秘密を解き明かす冒険へと導いていきます。
恐ろしい火事、盗まれた宝石の話、使用人が売られてしまいそうになったりという出来事が続きます。
屋敷の歴史を紐解いていくうちに、夫人はトリーの最も近い味方であり友人となります。
そのおかげで夫人とトリーの母親のちょっとした確執もとけていきます。
おわりに
ファンタジーやタイムトラベルの物語が好きな人、家族向けの映画を探している人、歴史が好きな人、ルーシー・M・ボストンが好きな人におすすめです。
私が観たのは海外版です。
残念ながら日本のアマゾンでは取り扱っていないようです。