主人公は僕だった(Stranger Than Fiction)あらすじと感想
「主人公は僕だった (Stranger Than Fiction)」は、日本のアマゾンでの評価はまあまあなのですが私はかなり気に入っている映画です。
ウィル・フェレル(Will Ferrell)演じる、国税局勤務の面白みのない毎日を送る男ハロルド。
毎日、決まった時間に起きて、歯を磨き、家をを出て・・・の繰り返しであり、彼自身もそんな生活に何の疑問も抱いていない様子。
ところがある日、ハロルドの脳内で女性の声が聞こえるようになります。
どこから聞こえてくるのかも不明なその女性の声は、なぜかハロルドのすることをことごとく予告していきます。
何とかしなくてはいけないと思ったハロルドは、大学教授(ダスティン・ホフマン)に相談に行きます。
帰り際、その声の主は悲劇作家のカレン(エマ・トンプソン(Emma Thompson))であったことが判明します。
そのとき、彼女が執筆していた悲劇の主人公の行動は、ハロルドの行動と恐ろしいぐらいに一致していたのです。
驚くことに、その主人公は「死ぬ運命」にありました。
自分の寿命を宣告されたハロルドは、これまでの面白みのなかった生活を捨てます。
そして、自分のしたいと思っていたことに挑戦します。
ギターを弾いたり、好きだった女性に告白をしてみたり・・・
そしてハロルドは最期を迎えるのですが・・・・。
ハロルドとは全く正反対の自由なキャラクターをマギー・ギレンホール(MaggieGyllenhaal))
が演じています。
この映画でのマギー・ギレンホールはとてもチャーミングで魅力的です。
フィクションなので、実際にこんなことは起こらないだろうなとは思いつつ、彼が自分の最期を覚悟して壊れたアパートから出勤するシーン、男の子を救おうとかけひきなしでとった行動には胸が熱くなりました。
「人生をよりよく生きるということは?」を考えさせてくれる良い映画だと思います。
ウィル・フェレル、ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン、マギー・ギレンホール、クイーン・ラティファといったベテランの俳優陣も見ごたえがあります。
私が観たのは海外版です。
英語の難易度は中級ぐらいかなと思いますが、初級の方でも字幕を表示すると大丈夫です。
アメリカという舞台での、エマ・トンプソンのイギリス英語を楽しめます。
Stranger Than Fiction(イギリスのアマゾン)