ワーキング・ガール(Working Girl)あらすじ、感想、主題歌
ベイビー・ボイスのキュートなメラニー・グリフィス、
若くてハンサムなハリソン・フォード、
若々しい魅力のシガニー・ウィーバー、
そして、そして・・・悪の香りが漂ってきそうなスリムなアレックス・ボールドウィン(今とは大違い!)が出演しています。
1988年のアメリカ映画です。
911で崩壊してしまったワールドトレーディングセンターも映像に収まっています。
アメリカではこのころには女性が社会に進出しており、女性の上司も珍しくはありませんでした。
でも、どこの国でもどの時代でも、生き残るために自分を守るのが世の常です。
それでもテスの「向上していきたい」という前向きな姿勢に私は勇気づけられましたし、この映画で英語のリスニングもしっかり学ばせてもらったので、私の大切な映画の1つです。
「ワーキングガール」あらすじ
テス(メラニー・グリフィス)は、証券会社で秘書として働いています。
雑用だけではなくて、いつか意味があって手ごたえのある仕事をするために、日々、空いた時間を使って自己研鑽を続けています。
しかし、女性だから?それとも、低学歴だから?(アホな)男性上司たちは、彼女の価値を認めてくれないどころか、軽くあしらってきます。
テスはそんな職場環境に疑問を抱いていたし、不満でした。
テスの職場の秘書たちはボスに言われたことだけをこなしていればよいという雰囲気だったので、彼女たちにテスの気持ちが理解できるわけもありません。
テスは、同棲していた恋人のニック(アレックス・ボールドウィン)にも愚痴をもらします。
ニックはもちろんテスを愛してはいたけれど、彼の「love(ラブ)」はどちらかというと「寝ること」といった方が正解のようでした。
「私はもっと色んなことに挑戦したいのよ。」
テスが熱っぽく語っても、ニックは、
「ピザが冷めちゃうから早く帰ろうよ~」
と、温度差があるのです。
ある日テスが帰宅すると、ニックと他の女性の行為の最中に出くわしてしまいます。
アパートを飛び出すテス。
さらに職場では、アホ上司にほとほと愛想が尽き、反逆をしたため転職をする羽目に。
でも、捨てる神あれば拾う神ありです。
恋人も仕事も失ってしまったテスだけど、尊敬できて、信頼できて、そしてお手本にしたい女上司キャサリン(シガニー・ウィーバー)の下で仕事をすることになったのです。
キャサリンは、自分のスタイルを見せることでテスを教育します。
テスもキャサリンに心を開き、自分の中で温めてきたM&Aのアイデアをキャサリンに話します。
そんな中、スキー旅行に出かけたキャサリンが全身骨折を負ってしまい入院することに。
自然、秘書であるテスが、キャサリン不在の間の雑務やキャサリンのアパートの雑用を任されます。
しかし、仕事のファイルを整理しているとき、テスは発見してしまいました。
テスがいつかキャサリンに話した「M&A」のアイデアをキャサリンが盗用していたということを。
「キャサリン・・・お前もか・・・」
と思ったかどうかはわかりません。
ショックを受けたテスはキャサリンに代わってビジネスをしてみようと決心します。
もともとはテスのアイデアです。
自分の実力を試してもみたかったのでしょう。
M&Aを進める中で、テスはキャサリンの恋人のジャック(ハリソン・フォード)に出会います。
ジャックはエリートビジネスマン、今までのセクハラ上司たちとは格が違いました。
仕事はできるし、マナーはわきまえている。
しかもハンサムときています。
そして二人はビジネスを通して親密度を増していきます・・・。
テスが一生懸命に勉強をするところ、潔い振る舞いなど、観ていてすかっとします。
さらに、80年代に流行ったボリュームたっぷりのソバージュをバッサリ切って、すっかり洗練された女性に変身する姿はとてもワクワクします。
ワーキングガールの主題歌
ワーキングガールの主題歌は、ステップ・バイ・ステップ(Let the River Run)。
アメリカの歌手カーリー・サイモンが歌っています。
ゴスペルのようなスタイルで、壮大に歌うところが、アメリカンドリームを彷彿とさせるこの映画にピッタリだと思います。
「ようし、私も頑張るぞー。」というエネルギーを与えてくれます。
「ワーキング・ガール (Working Girl)」は、私が洋画を好きになるきっかけになった映画です。
90年代に英会話をアメリカ人講師から習いました。
講師にすすめられたのが、「ワーキング・ガール」のビデオでした。
それと一緒に「ワーキングガール」の台詞が収録されている本でした。
当時、私は証券会社でOLをしていたので、職場をテーマにした題材を選んでくれたのです。
ビデオを1度観るやいなや、ストーリーと登場人物に惚れてしまいました。
その後、何度この映画を観たかわかりません。
DVD版が出てから買いなおしましたし笑。
「ワーキング・ガール(Working Girl)」のハリソン・フォードは光り輝いています。
ハンサムだし、セクシーだし。
個人的にスーツ姿に弱いからか笑、スーツに身を包んだの彼は「素敵」です。
スターウォーズの衣装よりも断然いいと思います。
映画の中で、ジャックが会社に泊まり、その翌日、社内で着替えるシーンがあります。
シャツを脱ぐと、同僚の女性たちが彼に拍手を送ってました。
私も参加したかった〜。
そして、私の大好きなジョーン・キューザックも出演しています。
彼女はテスの親友役として大活躍します。
ジョーンの鼻にかかった声が大好きです。
さらに注目すべき人物がいるのです。
それは、テスの最初の彼氏を演じていたアレックス・ボールドウィンです。
この頃の彼は、スリムで危険なテイストが漂っています。
でも最近ではふっくらしてしまい、「恋するベーカリー」の元旦那役のような3枚目がすっかり板についてしまったようです。
それでも笑顔がすてきだなーと感じましたが。
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リスニングの難易度はそんなに高くないと思います。
当時の私の英語力は、英検2級程度でした。
DVDは普及していましたが、まだまだビデオも主流だったころです。
テキストを眺めながらビデオを視聴しました。
その後、古き良き時代の映画がDVDに収められるようになっていたので、ワーキングガールも早く出ないかなと心待ちにしていました。
もちろん、発売されてすぐにDVDを入手しましたよ。
金融機関に勤務していたから興味を持てましたし、ビジネス英語もちらっと学べました。
「英語の勉強を加速させたかったら、興味のある分野で」とよく言われるのは、こういったことが理由なんでしょうね。