日本からの荷物に課税されるかビクビク?

2018年11月12日

 

・せっかく日本の家族が送ってくれた荷物
・日本から取り寄せた荷物

に課税されてしまうのって悲しいですし、気分が下がりますよね・・・。

「この前のは大丈夫だったのに、今回は課税?!」
ということもあります。

その荷物が自分宛てのプレゼントだったりすると、「受け取ったのは嬉しいけれど、税金の支払いは自分になる」というなんとも複雑な気分になります。

 

どうして課税されるの?何が対象?

日本からの荷物に対して課せられる可能性のある税金は以下の3つです。

1. Customs Duty(関税)
2. Excise Duty(物品税)
3. Import VAT(輸入付加価値税)

 

「可能性」といったのは「課税されたりされなかったりしている」ようなことを度々聞いたことがあるからです。

 

一般的には、荷物に貼付されているラベルに記載されている「内容と金額」で課税額が決まるようです。

「何に対して課税されるの?」

私の周りの日本人も、こういう疑問を持っている人が多いです。

「HM Revenue & Customs」のサイトでは、イギリス国内で「VAT課税される品物やサービスと、ほぼ同様」としています。

 

日本からの荷物は、ギフトであっても、新品でも、中古でも、インターネットで購入したものでも「同様に」扱われるそうです。

 

「VAT課税」対象のリストでは、書籍は「課税なし」です。
私は定期的に書籍を取り寄せていますが、たしかに、これまで課税されたことはありません。
だからこれかれも安心して書籍の購入ができます。

 

これはインターネットの情報なのですが、私物をイギリス宛に送るときに、
「personal belongings」
と、記しておくと課税されないそうです。

海外旅行に行ったイギリス人が、自分の荷物を持って帰るのが面倒で(もしくはスーツケースに入らないとか)箱につめて送るときによく使われているのかもしれません。

 

過去に課税されたもの

ちなみに、私は、書籍以外の荷物で課税されたことが過去に数回あります。

「ラベル」に以下のアイテムが記載されていたときに課税されました。
(だからと言ってウソの記述を書いてはいけません)

 

・DVD

10ドルぐらいのDVDは過去に何回か購入したことがありますが、これらは全てスルーされました。
荷物の金額が大きいとき引っかかるようです。

 

・Teaching material

これは子供の日本語教育のためにずっと購入している教材です。
普段は日本で購入して持って帰ってくるのですが、なにかの事情で一度取り寄せました。

そのとき、発送元が「Teaching material」と記入したのですが、これが課税の対象になりました。

この教材はまとめて購入することが多いので、その金額をもとに課税されるとかなりの痛手になります。

そのため、取り寄せるときはいつでも「書籍」として発送してもらっています。
中身は全て印刷物なので、構わないはずです。

 

・サプリメント

日本でしか購入できないサプリメントを注文したら、課税されました。

 

・ビデオ

今更、ビデオを使っている人なんていないでしょうが、ビデオにも課税されました。

ビデオは20本ぐらいあり、父がその荷造りをし、ラベルの記入もしてくれました。
当時、私がとっていた通信教育のビデオでイギリスに送ってもらう必要がありました。

そのビデオの値段を知らなかった父は、
「ちょっと多めの金額を書くことで、紛失した場合にきちんと補償されるだろう」
と思ったらしいのです。
郵便局の局員さんも「それがいいですね~」的なアドバイスをしたそうで(笑)。

その荷物がロンドンに到着して、私は、120ポンドの請求をされました。

HMRCに書面で抗議したのですが「課税するれっきとした基準がありますから」ということでした。
DVDといい、ビデオといい、メディア関係は課税の対象ということです。

 

 

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