プライマークの商品から「SOS」のメモ。強制労働の叫び?
(画像:https://www.theguardian.com/より)
イギリスで「プチプラファッションブランドってどこ?」と質問したら、
「プライマーク(Primark)」
と答える人が多いでしょう。
「プライマーク」は、イギリスのあちこちに店舗があり、イギリス人にはおなじみのブランドです。
プライマークに行ったことがあるならご存知だと思いますが、店舗内には、衣類、靴、アクセサリー、ベッドリネン、タオルといった、たくさんのお手頃価格のアイテムが所狭しと陳列されています。
どれもが安いので
「原価はいくらなんだろう?」
「人件費はいくらなんだろう?」
「どうしてこんなに安く販売できるだろう」
と、おせっかいながらも心配になることがよくあります。
でも、今日読んだニュースで納得してしまいました。
プライマークの工場から「SOS」
6月24日ガーディアン紙(theguardian.com)では、プライマークで購入した衣類のポケットから、「SOS」のメモが出てきたと報じています。
メモが見つかったのは、プライマークのベルファスト店。
ジーンズを購入した女性が、ポケットの中のメモを発見しました。
ただ、その女性がそのジーンズを購入したのは数年前だそうで、着用することなく
しばらくの間、タンスの肥やしにしていたそうです。
最近、そのジーンズを引っ張り出したときに、中国語で書かれた紙切れが出てきたということです。
その「SOS」のメモは、その工場で働いている人が書いて忍ばせたのではと言われています。
「15時間以上もここで働かされている。助けて欲しい。」
というメッセージだったそうです。
これに対し、プライマークは、
「従業員を「強制労働収容所」や「刑務所」のような環境において作業をさせていません。」
と説明しています。
でも、ロンドンの店舗で購入したワンピースからも別の「SOS」メモが見つかっているそうです。
現在は、該当の商品を回収して調べているそうです。
出荷前にチェックしないのでしょうか?
おわりに
安いのが魅力のプライマークですが、どこかでしわ寄せってくるものなのですね・・・。
今後は、メモ入りの商品が出荷されないように徹底しそうですね・・・。