ツール・ド・フランスで盛り上がるイギリスの市町村

2018年11月12日

2014ツールドフランス

「ツール・ド・フランス」の開催まで1ヶ月を切りました。

出発・ゴール地点の市町村はもちろんなのですが、通過地点の市町村でもあちこちに「ツール・ド・フランス」関連の飾り付けされていますね。

「あ、ここにもあった」
って遭遇するたびに気分が盛り上がります。

 

町も学校も「ツールドフランス」でもちきり

先日訪れた街には、黄色く塗られた自転車や、万国旗があちこちに。

2014ツールドフランス

さらには、ボランティアの人たちによって編まれた「ツール・ド・フランスのバンティング(Bunting:万国旗のカラフルバージョン)」もあちこちに飾られています。

ツール・ド・フランスに限らず、編み物関連のボランティアを募ると、いつでも十分な数が集まってしまうようです。
イギリスは羊が多いせいか、編みものをする人が多いです。

孫が生まれると、おばあちゃんお手製のカーディガンやセーターが贈られることも多いです。

私の子供が通う学校では「ツール・ド・フランス」について学んだり、「通過地点の町や村はどんな特徴があるのか?」といったことをリサーチしてローカルスタディに役立てているようです。

先日も「Buntingのデザインを考えてくるように」という宿題が出されたばかり。
子供たちはツール・ド・フランスを身近に感じているようです。

Buntingは楽しんで製作できるし、飾ればカラフルだしとてもいいアイデアだと思います。
また、通過地点の中に初めて聞く町や村があったので学べるいい機会になりました。

 

ヨークシャーの関連グッズ

私が個人的に気にっていたのは、地方紙ヨークシャーポストの折込に入っていたポスター。
A3サイズの大きさに、第一日目と二日目のルートがイラストで紹介されています。

・リーズ(Leeds)のタウンホール
・スキップトン(Skipton)のスキップトン城
・ハロゲート(Harrogate)のロイヤルホール
・ヨーク(York)のヨーク大聖堂
・ハワース(Haworth)のブロンテ姉妹の邸宅
・シェフィールド(Sheffield)のタウンホール

など、ヨークシャーを観光するならぜひ見ておきたいポイントが趣のあるタッチで描かれています。

第一日目、二日目のバージョンで記念ティータオルも販売していました。

新聞とティータオル2種類を購入しました。

ツールドフランスの「色」の意味って?

「『ツール・ド・フランス』と言ったらこのカラーでしょう!」

というぐらいおなじみの「黄色・緑・白・赤の水玉」の色が街にあふれていますが、ちなみのこの4色には意味があります。

 

・黄色(マイヨ・ジョーヌ)

「マイヨ・ジョーヌ」なんて人の名前みたいですが(笑)、個人で総合成績トップを獲得した人だけが着ることができるシャツのカラーです。

「どの人が1位なのかすぐにわかるように」

という目的もあるようです。

この色を着ることができるのは「ツール・ド・フランス」においては名誉なことなんですね。
ツール・ド・フランス選手の皆さんが目指すカラーでしょう。

だから、街のあちこちに飾られている自転車は「黄色」というわけなのです。

 

・緑(マイヨ・ヴェール)

「 points classification(ポイント賞)」のこと。
スプリント地点といった数々のチェックポイントでは通過順位に対してのポイントが付与されます。
その合計ポイントでトップを獲得すると着ることができます。

 

・白地に赤の水玉(マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)

ベスト・クライマー(山岳賞)。
峠を登った順により「山岳ポイント」が付与されます。
登り坂はあちこちにあるので、それらの距離や勾配に応じてポイントが区別されています。

 

・白(マイヨ・ブラン)

新人賞です。25歳以下の選手が着ることができます。

 

おわりに

開催まであと少し。

お天気がよくなることを祈るばかりです。