シェリーベイビー(Sherrybaby)
主人公は僕だった(Stranger than fiction)のマギー・ギレンホールがとてもチャーミングで魅力的だったので、「シェリーベイビー Sherrybaby」を観てみました。
でも、両者の役のギャップが大きすぎて困惑しました~。
それだけ、マギー・ギレンホールは演技の幅がある女優さんなのでしょうね。
主人公のシェリーはドラックにより服役し、3年後に出所しました。
服役中の3年間、娘に会えなかった彼女は娘を訪ねます。
母親として自分が考え付く限りのことをしますが「刑務所出身」という現実が、彼女の行動を空回りさせます。
話が進むにつれて、シェリーの過去が少しずつ明らかになります。
なぜシェリーの人生が波乱に満ちてしまったのかを知ったとき、胸が締め付けられるような思いでした。
彼女が送ってきた人生があるからこそ、出所後、強く生きていかなくてはいけない。
娘の誕生日を、シェリーなりの方法で祝いたい気持ち。
愛娘は彼女が不在の間、兄夫婦と本当の親子のように生きてきたことを目の当たりにする姿。
本当の親子なんだからうまくいくだろうと希望を持ったり、母として子供に向けたまなざし、子供を守るために必死になる姿。
そして、最後に誰かの助けを借りななければいけないと悟る姿・・・。
マギー・ギレンホールはすべてを熱演しています。
深く、深く考えさせられる映画でした。
あんな不器用な彼女ははこれからどうやって生きていくのだろう?
何か進展するのだろうか?
それともまた前の生活に戻ってしまうのか・・・?
マギー・ギレンホールは「シェリーベイビー(Sherrybaby)」で以下3つを受賞、6つ以上ノミネートされました。
とにかく、マギー・ギレンホールって体当たりの女優さんです。
私が観たのは海外版です。
「シェリーベイビー(Sherrybaby)」の日本語字幕版はないみたいですね。