「歯磨き粉を食べているみたい」と不評だったお菓子

2018年11月12日

イギリスで購入できる「Bassetts Mint Creams 」ってご存知ですか?

家族中の大好物なので、これを手作りしてみようと試みたことがありましたが、無理でした~。
あの爽やかなミント味は、市販のミントエッセンスでは再現できません。

イギリスにはミント味のお菓子の種類が多いですが、日本の家族に不評だったものがあります。

 

ミントクリーム、ミントケーキ、シューガーミント・・・

 

もともとは、近所の「Pick and Mix」ショップで「Mint Fondant Creams 」というお菓子を見つけたことから始まりました。

※(Lutti、Mint Fondant Creams)

 

「Mint Fondant Creams 」はフランスのお菓子です。

「Fondant(フォンダント)」とは、フランス語で「とろける」という意味らしいです。

食べてみるとまったくその通り。

見た目はおしゃれな砂糖菓子。
一口食べてみると、ボンボンのような食感です。

しばらく食べていると、強くて爽やかなミントの味が押し寄せてきて、口の中でボロボロっと崩れます。

その感触がもうたまりません笑。

可愛らしくて、ちょっとおしゃれで、爽やかなお菓子はゆっくり大事に味わいたいところです。

でも、私の主人は、包み紙をバリっとはがし「ガリガリ」と色気もなしにかじってしまいます。
だから一瞬でなくなっちゃう(笑)。

「うわっ野蛮!変態!(笑)」

と思ったこともありますが、実はその食べ方もかなりイケます。
(ただし、一気に食べると頭痛がするかも。)

しかし、その近所の「Pick and Mix」ショップがなくなってしまったんです。
だから、ebayやAmazonで「LuttiのMint Fondant Creams」 探して、わざわざ通販までしていました。

ところがある日、スーパーで類似商品(?)ともいえる「BassettsのMint Creams 」を発見。

主人はこれは「ほぼ、ミントケーキ(Mint Cakes)だよね」と言っていました。

ミントケーキとは・・・湖水地方(Lake Districts)に出かけると、土産物店で「Kendal Mint Cake 」という、Mint Creamと酷似のお菓子が売られています。

「Kendal Mint Cake 」は、その昔、エベレストを目指した登山家たちのエナジーフードだったそうです。

缶入りのMint Cakeには「エヴェレスト」という文字が刻まれています。

※(Kendal Mint Cake)

主人も知っていたなら早く教えてくれればよかったものを。

「Kendal Mint Cake 」というからには、湖水地方の「Kendal」でしか入手できないのかと思いきや、近所のお土産屋さんに普通に売っています。

ロンドンのお土産屋さんにも売っているところがあります。

 

でも日本の家族には不評

我が家でかなりのブームだったので、夏に日本に里帰りをした際に「Mint Cream」をイギリスから大量に持って行きました。
評判過ぎて「もっと買ってくればばよかった~」という事態を避けねばと感じたからです。

それなのに、日本の家族にはかなり不評でした・・・。

「食感が日本人に馴染まない」
「ミントが強すぎる」

ということでした。

そして、しまいには、

「歯磨き粉を食べているみたい」

と言い始め、

「これを食べたから今日は歯磨きはいっかー」

という冗談も出る始末。

重かったんですよー。
イギリスから10袋も運ぶのって・・・。

捨てるのももったいないので、またイギリスに持って帰りました・・・。