The Camomile Lawn 感想とあらすじ

2018年11月12日


個人的な感想としてですが、う~ん、モヤモヤしたまま終わった~」と感じたドラマです。

・フェリシティ・ケンドール(Felicity Kendal)
・ポール・エディントン(Paul Eddington)
・ジェニファー・イーリー(Jennifer Ehle)

が出演していたからこそ手に取ったDVDでしたが、役者さんの長所がいまいち活かせてなかったのでは・・・という不満と、このストーリーは結局どこに着地したのかというモヤモヤした疑問を抱いて終わってしまいました。

フェリシティ・ケンドールとポール・エディントンは70年代を代表するイギリスコメディ(シットコムとも言います)に、フェリシティは日本でも人気の「ローズマリー&タイム」にも出演しています。
ジェニファー・イーリーは、かのコリン・ファースを世に知らしめることとなった「高慢と偏見(Pride and Prejudice)」のエリザベス役、それから「英国王のスピーチ」さらにコリン・ファースと共演しています(マートル・ローグ役)。

「The Camomile Lawn」はMary Wesleyの原作です。

もしかしたら、私の着眼点が甘かったのかもしれません。
でも登場人物に感情移入もできませんでしたし、コスチュームドラマが好きなだけにちょっと残念でした。

このストーリーは、第二次世界大戦下に展開します。
彼らは物資に乏しい思いをしているわけではなく、疎開する先も大きなお屋敷。
ロンドンには大きなフラットを持っていて、家族の中の若者たちが一時的に住んだりします。

戦争というストレスの下、生活物資を何としても稼がなくてはいけないという家庭環境でもなく。
中流家庭なりの葛藤だったのでしょうか?
若者達は、青春真っ只中なりの人間関係を築いたのかもしれません。

それなりに咀嚼はできたのですが、みんな最後まで自分のことで精一杯だったような印象を受けました。
(それがテーマだったりして笑)

鑑賞後は少々複雑な心境になりましたね。

The Camomile Lawn(日本のアマゾン)

あまりに期待して観始めたので、私の大好きなフェリシティ・ケンドールが自分勝手で浮気をする女性を演じていたのがちょっとショックでした。
最後の悪態をつくシーンも、彼女のイメージじゃなかった!
それだけ女優として力があるからということなのでしょうが・・・。

The Camomile Lawn(イギリスのアマゾン)