鍋、キャセロールを使った美味しいご飯の炊き方
鍋、キャセロールを使ったご飯の炊き方をご紹介します。
海外の食事も美味しくて楽しいけれど、炊き立てのご飯が恋しくなるのは日本人なら自然なことだと思います。
でも、炊飯器は手に入らない、持ち込みするほどでもない、持ち込みできない、なんてときは鍋を使って炊飯しちゃいましょう。
我が家では、ずっと海外仕様の日本製炊飯器を使っていて、10年目で壊れました。サイズが大きくて場所を取っていたし、使うたびに出したりしまったり、部品をはずして掃除したりと面倒だったので、前々から鍋で炊きたいと思っていました。
炊飯器が壊れたのを機に、鍋での炊飯を開始、1~2回の微調整で美味しく炊けるようになりました。
(Image by Tonda Tran from Pixabay)
鍋やキャセロールで美味しいご飯を炊く方法
画像の鍋もキャセロールもノンブランドです。
鍋なんて旦那が結婚前から使っている18年物笑。
鍋はちょっと厚めの丈夫なタイプ。
キャセロールのサイズは20cmです。
ここに3カップ分(600ml)の米を入れて研ぎます。
これはもう常識ですが・・・、
米研ぎで大事なポイントは、始めの1・2回は水を入れたら、ざざーっとかき混ぜて、すぐに捨てることです(10秒ぐらいで)。
2回目の水を捨てたら、鍋の中で米を軽くかき混ぜます。
そこに水を入れてさらにかき混ぜ、濁った水を捨てます。
そんな要領を、あと2~3回繰り返したら十分です。
手のひらを使ってギッチギチに米を押しながら「研ぐ」必要はないと思います。
最初の水を入れたまま放っておいたり、もたもたしていると「ぬか」臭いご飯になってしまいます。
手早く研ぐことで、すっきりしてつやのある美味しく炊けます。
洗い終わって水を捨てたところで、600mlの水を入れます。
鍋でもキャセロールでも、米と水の分量は「1:1」です。
他のレシピでは、「1:2」とか「1:1.25}と、さまざまです。
でも、「1:1」でいいと思います。
同量(1:1)なので覚えやすいですよね?
そして、米に水を吸収させるため、そのまま30分以上置きます。
これもよく言われていますが、夏だったら30分以上、冬だったら1時間以上置きます。
30分以上たったら炊き始めます。
1. 鍋を中火にかけます。
我が家のガスコンロは、
・大サイズ×1
・中サイズ×2
・小サイズ×1
の4つあり、
・大サイズ×1
・中サイズ×2 →キャセロール用
・小サイズ×1 →鍋用
と使い分けています。
なぜかというと、鍋とキャセロールでは直径が違うからです。
鍋の方がキャセロールよりもサイズが1回り小さいです。
鍋底全体に均等に火を行き渡らせるために、コンロのサイズ変更が必要です。
コンロのサイズが合っていないと、生煮えになったり、焦げついたりする可能性があります。
コンロのサイズは違いますが、調理時間はどちらも同じです。
中火にかけて、およそ9~10分ぐらい経つと、ふつふつと沸騰してきます。
沸騰するまで気をつけて見ていないといけません。
(タイマーを8分ぐらいセットしておくといいかも)
2. 弱火にする
ふつふつと沸騰し始めたら、弱火にします。
弱火にしたら、タイマーを「12分」にセットします。
ここからは、出来上がるまで蓋を開けてはいけません。
なぜならスチーム(蒸気)が手伝ってご飯を美味しくするからです。
ここまできたらもう簡単です。
美味しいご飯をたけたも同然です笑。
タイマーが「12分」を知らせたら、火を止めます。
ここでもまだ蓋を開けてはいけません。
さらにタイマーを「10分」セット
さらにタイマーを「10分」セットします。
「蒸らし」を行うわけですね。
タイマーが終了を知らせたら、出来上がりです。
そうしたら、蓋を開けても大丈夫です。
しゃもじで底からふっくらと混ぜます。
写真のように炊きあがっていたら成功です。
均一に炊き上がって、お米に透明感があり、つやつや、ふっくら、立ち上がっていれば成功です。
お鍋でもキャセロールでも、飯の表面にポコポコと穴が開いた状態で炊き上がります。
これは「蟹の穴」と呼ばれる状態で、美味しく炊けているサインです。
そして、炊き立ての美味しいご飯の香りがします。
鍋底のご飯が焦げた「お焦げ」が好きな人もいますが、この炊き方・分量だと、ご飯が焦げることはあまりありません。
こびりつかないので、底の部分のご飯まできれいに食べることができますし、鍋を洗うのも簡単です。
もし、最初の「沸騰する瞬間」を見逃してしまって、鍋の中がボコボコ煮えてしまった場合ー。
例えば、3分ぐらい見逃してしまったら、その3分を「弱火の12分」から減らしてみてください。
長い時間見逃してしまった場合は、私もやったことがないので分かりません。
今はキャセロールを使って炊いていますが、どちらでもきれいに美味しく炊けます。
子供たちも大好きだし、炊き込みご飯、すし飯、赤飯もいけます。
残ったご飯は、レンジで温めなおしても、チャーハンにしても美味しいです。
おわりに
「土鍋で炊くと美味しい」ということを聞いたので、土鍋も使ったことがありますが、鍋とキャセロールの方が扱いが簡単なので、気に入っています。
土鍋はキッチンを飾っています。
鍋で炊飯していたとき、機内雑誌をめくっていたらキャセロールの「STAUB(ストウブ)」の広告に目がとまりました。
キャストアイロン(Cast Iron)のキャセロールでお米が美味しく炊けるとのこと。
写真のご飯もとても美味しそうです。
帰宅してさっそく、Amazonで試しにノンブランドのキャセロール(ストウブではなく笑)を購入しました。
キャセロールだったらどれでも美味しく炊けると思います。
ストウブでも、ルクルーゼでも、スーパーのブランドのやつでも。
鍋で炊飯ができるようになると、自宅だろうが、セルフケータリング(Self-catering)だろうが、キャンプだろうが、お米、鍋、水があればご飯が食べられるので心強いです。
スマホは今や誰でも持っているので、タイマーもありますしね笑。