イギリス的「オレオレ詐欺」ですか?

2018年11月12日

先日、「ウィンドウズサポートセンターです」という怪しい電話がありましたが、

参考記事:偽のウインドウズサポートからの電話(笑)

今度は、

「あなたが過去に起こした事故について電話をしています」

という電話がありました。

 

イギリス的「オレオレ詐欺」?

前回とは違って今回の電話の主はイギリス人のようです。

「あなたが過去に起こした事故について電話をしています。」

と言われたので、

・「ああ、何か問題でもありましたか?」
・「どこの保険会社ですか?」
・「事故?事故なんて起こしていませんけど?」
・「事故?どの事故についてでしょうか?」

どれを答えたら早いだろうか?と、一瞬考えましたが、

「うちに車はありません。」

と答えました。そうしたら、

「それは失礼しました。」

と、即効で電話を切りました。

 

本当は車はあります。
でも「事故の心配はありませんか?」とかセールスされても面倒です。

それに、車があろうとなかろうと、事故をしていようとしていまいと、勝手にかかってきた電話にこちらの情報を与える義理なんてありませんしね。

 

電話を切ったあと「1471」をかけてみると、電場番号が出てきました。

出てきた電話番号から、「電話の主は遠隔地にいる」ということが分かりました。
そこで、その番号をインターネットで検索してみました。

こうすることで、

・「この番号から○○保険会社のセールスがあった」
・「これは銀行からの電話で、不明なカード利用があったので確認の電話」
・「しつこい勧誘の電話」

といった情報を得ることができます。

 

件の番号については、

「保険会社を装って保険契約させようとする。
もっともらしく『車の事故の件で』と話し始める。」

という一般人の書き込みが数件ありました。

そういう輩は、電話帳に掲載されている番号を片っ端からかけているのでしょう。

「今日はうちの順番だったわけだな~」

と理解しました。

 

イギリスの電話による詐欺の例

日本では「オレオレ詐欺」が横行しているようですが、イギリスでも、似たようなものです。
イギリスでは、最近の電話による詐欺の例として、

 

1. IT企業からの「サポート」と偽ってかけてくる

先日うちにもありましたが「マイクロソフトのサポートセンター」といって連絡してきます。

メジャーな企業が直接、連絡してくることなんてありません。

不正なアプリケーションをダウンロードさせられて個人情報が盗まれたり、不正なプログラムを始動させられて法外な修理費を請求されたりするそうです。

 

2. 偽保険会社からの電話

保険を契約させられたリ、「事故の補償を得ることができます」などといってなんらかの勧誘を行います。
事故に遭ってしまった場合は、加入している保険会社のみに連絡をするべきです。

 

3. 銀行を装った電話

これはメールでも、銀行のサイトでも度々警告されていますよね。
電話やメールでカードの暗証番号を聞かれても教えてはいけません。

ちょっと前には、
「あなたのカードに問題があって今は使用できない状態です」
と、暗証番号を聞き出し、さらには
「カードを新しくしますので(または確認しますので)回収の業者にカードを渡してください」
などと、怪しさ満載の解決法を提示してきます。

カードの回収に成功すると、今度は
「あなたのお金を安全な場所に移動しておきますから」
とオファーするそうです。

最近ではこんなアホな手口に引っかかる人なんていませんよね。

 

4. HMRCを装った電話

こちらも「あなたのアカウントに問題がある」「あなたの税金の払い戻しに問題が・・・」といって連絡してくるそうです。

税金払い戻しをくすねるつもりなのでしょうか?
確かに、税金の書類って面倒だし、言われたらその通りに応えてしまいそうですよね。

 

5. 年金や投資に関する詐欺の電話

「逃してしまうのは惜しすぎる投資話」とか「年金を早めにもらう方法」などといった電話もあるそうです。

広告満載のサイトにこういった文言の怪しい広告をよく見かけますが、まさにそれです。

 

6. 詐欺支援を装った詐欺

詐欺にかかってしまった人を支援するふりをして、情報を引き出す詐欺。
二度と詐欺にひっかからないようアプリケーションや、詐欺から電話がかかってこないよう電話の回線を更新するサービスを売りつけてきます。

これらのサービスはたいていは無料で受けることができます。
慈善団体を装ってくるので、親身になってセールスを仕掛けてきますが、きちんと身元を確認できない限り、情報を与えてはいけません。

 

危なっかしい旦那・・・

警戒心の強い私とはうらはらに、旦那は人を信じやすいところがあるので心配です。

先日のマイクロソフトの詐欺電話は2回かかってきて、その内の1回を旦那が受けました。

「情報を与えないで。早く切って!」

旦那の話し中でも構わずに、身振り手振りで教えたのですぐに切りました。
でも、切ったあと、

「本当にコンピュータにエラーがあってマイクロソフトにレポートが送られたんじゃないのか?」

って心配してました。
危ないでしょう?笑

 

また、数年前には別の電話がかかってきたことがあります。

そのときも旦那が受けたのですが、

「ああそうですか、それはいいですね!是非お願いします。
私の妻が家にいますからいつでも来てください。」

なんて、嬉々として返事をしているんです。

話し中でしたが、それでももちろん構わずに、

「一体何なの?!?!今、教えて!!」

を身振りで伝えたら、

「うちのカーペットをただでクリーニングしてくれるサービスが当たったって。」

ですって。
こんな「ラッキーなオファー」を突然もらうことになったら、「ありがとう!」って返事をしますか?

私は、

「絶対ダメ!!!」

って言って断らせました。

「せっかく当たったのに?」

切ったあと、ちょっと残念がる旦那。

 

だっていきなり知らない人がうちに上がり込んできてカーペットの掃除をするんですよ?

クリーニング作業のどの部分が無料になるのかも知りません。
ぜったい何かしら売りつけられるに決まってます。

 

その電話番号も「1471」で確認できたので、調べてみるとビンゴでした。
最小限のクリーニングをしたあと、売込みが始まるそうです。

クリーニングに関しては完全な「オレオレ詐欺」ではないでしょうけど、こういった活動をする人たちというのは、うちの旦那のような信じやすい人を狙ってるんでしょうね。

 

おわりに

それにしても危なっかしい私の旦那。

「簡単に人を信用しないで」

っていつも言い聞かせています。
(・・・子供かよ笑)

 

 

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