偽のウインドウズサポートからの電話(笑)

2018年11月12日

「こちらはウインドウズサポートです。あなたはウインドウズを使っていますか?」

と、インド訛りの男性から電話がありました。

イギリスでは、インドにアウトソーシングする会社が多いです。
銀行や携帯の会社など、多くの業種が利用しています。

でも、ウィンドウズから直接電話がかかってくるなんておかしいですよね?

 

ウインドウズのサポートセンターとは言うけれど

イギリスで、銀行に問い合わせをしたくてサポートセンターに電話をすると、インド訛りのオペレータが応えることがよくあります。

サイトのチャットから問い合わせをしても、インド人のような名前のオペレータが対応してくれることも。

だからインド訛りのオペレーターに問題はありません。
でも、こんな風に天下の「ウインドウズ」のサポートセンターから、直接、連絡をもらうなんてちょっとおかしいなと感じました。

「使っていますか?」

と聞かれたので、

「ええ、使っていますよ。」

と答えました。すると、

『あなたのシステムに不具合がある』というデータが、こちらのセンターで確認できました。

そのため、今からいうコードをあなたのコンピュータにタイプして実行してください。」

って言うんですよ。

めちゃくちゃ怪しいですよね笑?

その「コード」というのはどんなものなのかと興味がわいたので、しばらく話を聞いていたら、

「○○○.exe」をタイプして実行してください。

という(笑)。

 

「これはScam(詐欺)だなぁ」と、確信しました。
どうやって電話を切ってやろうかと考えながら、

「えーっと、すみません。
私、あなたのこと知りません。

突然、こんな風に電話をもらって『はいそうですか』って「実行ファイル」を起動させるなんてできませんよね?」

と、とりあえずフレンドリーに答えてみました。

 

食い下がる偽サポートセンターの人

そしたら、そのインド人は、

「でも、あなたのウインドウズにエラーが発生していることがこちらではっきり確認できているんですよ。
コンピューターがおかしくなってもいいんですか?
あなたのデータを守らなくていいんですか?」

と「あなたを心配している」から言うことを聞いた方がいいと、まるで要求するかの口調です。
だから、

「私のコンピューターは全然調子悪くありませんし、こんな風に電話されてかなり不快です。
あなた、本当にウインドウズの人ですか?」

と聞くと、

「正真正銘のウインドウズのサポートセンターです。
なんなら電話番号を教えます。○○○-○○○○ですよ。」

と慣れた感じで電話番号を知らせてきます。

 

「はいはい、分かりました。
でも、これまでコンピュータが故障したら自力で解決してきましたから結構です。」

やんわり断っているのに、

「あなたは私の時間を無駄にしていますよ?!
(サポートしてあげているのにどうして聞かないの?とでもいった口調笑)」

 

インド人はそう食い下がってきたので、

「だから、実行ファイルを実行しろだなんておかしいですよね?
聞いたことありませんし、コンピュータがおかしくなるかもしれないでしょ?!」

きつめの口調で言ったら

「OK. Good-bye!!」

と、「ガチャン」と切られました。

 

契約内容にもよりますが、イギリスの電話は「1471」とかけると、直前にかかってきた電話番号を調べることができます。

意図的に番号を知らせないようにしている輩もいますが、今回は電話番号が出てきました。

 

その番号をネット検索してみました。
この番号からかかってきたと報告している人が何人かいました。

彼らの狙いは、怪しいファイルを実行させて意図的にシステムをおかしくさせること。
そして「修理しますよ」といって、法外な値段を吹っかけるそうです。

 

コンピューターに慣れていない人やお年寄りなどを狙っているんでしょうね。