異常ともいえる人気の「ポケモンゴー」海外セレブも夢中

2023年5月9日

ポケモンGo

Image by succo from Pixabay

2016年7月6日、アメリカでリリースされた「ポケモンゴー(Go)」。

社会現象と呼んでもいいぐらいの人気ですよね。

半月も経っていないのに、大人も子供も夢中になってモンスター探しに出かける姿がたくさんネットに投稿されています。

ポケモンは日本発祥のゲームなのに、ボケモンゴーの日本でのリリースが少し遅いのが不思議です。
(2016年7月の下旬にリリースされるという噂です)

ここイギリスでも、私の子供たちはリリース前から騒いでいました。
リリースされるや否やダウンロードをして、それ以来ポケモンゴーの話ばかりをしています。

先週末には、繋がらない状態が数時間ほどありました。
あまりの人数がアクセスを試みたり、サーバーがハッキングされた(個人情報の漏えいはなかったそうですが)とか、すごい白熱ぶりです。

ポケモンGoの利用は、無料ゲームアプリでトップだった「キャンディークラッシュ」をすでに抜いているそうです。
ダウンロード数では「Twitter」さえも抜いたそうです。

すごい勢いだ・・・。

ポケモンゴーとは何?何が違うの?

「ポケモンGo(ゴー)」は、スマホで遊ぶアプリゲームです。
アプリは無料で利用できます。

ただのゲームだったら、こんなに話題にはなっていません。
他のゲームとどんな点が違うのでしょうか?

ポケモンGoは、GSP(グラウンド・ポジショニング・システム)という、衛星を利用して位置情報を取得しながら遊べるゲームです。

・ユーザーの現在地
・ユーザーのまわりの建物名、公園名、施設名

といった情報が、ユーザーのスマホに表示されます。

そして、「実際に屋外を歩き回っていると、ポケモンを発見する」ことができます。

世界中のあちこちの位置にポケモンが配置されているということですね。
歩き回っていてポケモンがいる場所に近づくと、スマホが振動して教えてくれます。
そこで、ポケモンを捕まえて集めることができるんですね。

「ポケモンGo」でジムバトル、ジムリーダーを獲得

で、私たちの周りにある建物、レストラン、学校などは、

「ポケストップ」や「ジム」

に指定されていることがあります。

だから、その「ポケストップ」や「ジム」の近くまで行って、

・アイテムを手に入れたり、
・ポケモンをおびき寄せたり、
・ジムリーダーを倒して自分がジムリーダーになったり、
(「レベル5」ならないとジムへは行けません)

といったことをして遊べます。

さらには、ポケモンを育てたり、ポケモン特有の進化をさせたり・・・

と、できることがたくさんあるんですねー。

子供が通う学校は「ジム」

私の子どもたちが通う中学校は「ジム」に指定されています。
科学担当の先生が、数日前まで「ジムリーダー」だったそうです。

その先生は、イギリスでゲームがリリースされる前に、アメリカでアカウントを取得して遊んでいたそうです。
でも、夜中に誰かが学校にやって来て先生のポケモンを倒してしまったとのこと。

子供たちの学校には今は新しいジムリーダーがいるそうです。

家の目の前の教会は「ポケストップ」

子供たちがスマホを見ながら歩いているのもよく見かけます。

普段からスマホを見てることも多いですけど、最近は「ポケモンゴーをしている」と思ってほぼ間違いないです。

幸い、我が家の目の前にある教会がポケストップに指定されているので、子供たちはリビングのソファに座ったままぬくぬくと、そのポケストップでアイテムやモンスターをとっています。

子どもたちが「モンスターが寄ってきている」と言って、外に出ました。

大丈夫かな?と、窓から様子を伺ってみると、同じようにスマホを持った子供たちや家族連れ(親のスマホで遊んでいる)が通りかかり、お互いに情報交換をしていました。

道を歩いている人ほとんどがポケモン探しをしているのでは?と思ったほどでした。

(・・・でも、「ポケモンが寄ってきている」っていうけれど、こんな風に子供を誘い出されるのはちょっと?とも思いますが)

よく聞くのは、公園、林、水場にいい種類のモンスターがいるということです。

また、その地域によって出てきやすいポケモンも違うようです。
日本だと「カモネギ」が頻出するという噂ですね。

ゲームやアニメの「ポケモン」を地で行っているみたいで楽しいですよね。

海外セレブも熱中する「ポケモンGo」

海外では「ポケモンを探しに行く」と、仕事を辞めて旅に出てしまった人がいたり、ニューヨークのセントラルパークに珍しいポケモンが出たのでユーザーが殺到して交通渋滞を引き起こしたりということも。

そのセントラルパークでは、実は人込みの中に人気歌手のジャスティン・ビーバが紛れ込んでいたらしく、そんなことに誰も気づかなかったぐらい、人々はスマホをのぞき込んでいました。

俳優のブライアン・クランストン、歌手のジョン・メイヤー、プレゼンテーターのエレン・デジェネレス、そしてその他の若手のセレブ(よく知らない笑)も、かなりはまっているそうです。

しばらくしたら日本でも、芸能人たちがブログやツイッターでの報告やつぶやきが聞こえてきそうですね。

「ポケモンGo」海外での事故や事件、警察の懸念

親の立場からすると、子供が外をたくさん歩いてくれることで健康促進につながるのはうれしいことです。

でも、スマホの画面に夢中になりすぎて周囲の状況に気づかず、交通事故を起こしたり、狭い通りに入り込んでしまったり、水場や段差のある場所に落ちてしまったりといったことが心配です。

さらには、そんなに安くないスマホをひったくられたり、落として破損したりとか。

海外では、ポケモンを探して森に入った子供が死体を見つけたり、大人が毒蛇にかまれたり、運転しながらポケモンGoを操作していて事故を起こしたり、という例も聞きます。

私の子供たちが「モンスターを探しに行く」といって出かける場合は、「どの瞬間も気を付けるように」としつこいぐらい念を押しています。

安全な範囲で楽しく(運動しながら)遊んでくれたら、と思っています。

おわりに

「これがいいエクササイズになる」という人も絶対いるはず。

このような「楽しくていつの間にか手軽に健康に歩き回っていた!」というようなゲームがもっと出てくれたらいいのにーと思います。